『この前は悪かったな』
その言葉の意味はそのまま受け取ればいいはずだが、セクハラ発言ばかりしていた男が、秘書に謝るといったことがあっただろうか?
他人に謝ることがないと思われる男が秘書に謝ったのだ。
その瞬間言葉が文章にならず、頭の中を回り、こういった場合なんと答えればいいのかと考えたが、いえ。どういたしまして。ではなく、気にしていません。でもなく、最終的に口をついて出たのは、
「いえ。こちらこそ申し訳ございませんでした。あの時は出過ぎたことを致しました」
そんなありきたりの言葉で終わっていた。
だが何故今更といった思いがあるが、それよりも新堂巧との会食があった翌日から運転手が毎朝つくしのマンションまで迎えに来てくれるようになった。
何故突然そうなったのか分からないが、その件と合わせ今回の謝罪は秘書として認められたような気がしていた。
道明寺HDの55階は、キリマンジャロの頂きよりは低い。
だがあの場所はつくしにとってもだが、社員からすれば神々のフロアであり、空気の薄さはないが気分的にはキリマンジャロよりも高い場所だ。
そんなところから、急に降りて来た神とでも言えばいいのか、副社長の道明寺司は、切ってしまった左手の治療のため、道明寺系列の病院で整形外科部長の診察を受けていた。
左手の傷は親指の付け根部分からの出血であり、タオルを赤く染めるほどだったことから、血管や神経が切れているのではといった心配もあったが、幸いにも傷はそれほど深くなく、傷口を縫合し、痛み止めを処方しますと言われ、暫くはなるべく左手を使わないようにと言われた。
つくしは、司が傷口を縫合されている間に新潟の母親を訪ねている西田に連絡をした。
「そうですか。副社長がお怪我を・・・。左手とのことですので書類へのサインは問題ないとは思われますが、日常の生活となるとご不便が生じることになるでしょう。
牧野さん。あなたは副社長の秘書です。その自覚は十分お持ちだと思いますので、副社長が不便を感じることがないように気を配って下さい」
気を配る。
その言葉に含まれるのは、どのラインまでなのだろうか。
世話をやくといった言葉も気を配ることの範疇だとすれば、つくしは副社長の身の周りの世話をしなければならないといったことになる。
だが、道明寺司という男は他人が傍にいることを嫌がるような男だ。それに男には本宅とでもいうのか世田谷に大きな邸があり、そこには大勢の使用人がいる。だからつくしが世話をすることと言えば、社内での出来事に限られるはずだ。今朝も割れたカップを片付けようとしたが、使用人が来るからそのままでいいと言われた。
そこでつくしは西田に聞いた。
「あの。西田室長。副社長のご不便というのは、どれほどのことがご不便を感じるとことになるのでしょうか?」
「そうですね。着替えといったものは、右手が使えればなんとかなるものです」
つくしは、何故だがホッと胸を撫で下ろす。
「そうは言ってもネクタイを結ぶことは難しいと言えるでしょう」
・・・ネクタイ。
確かにそうだ。こうして病院まで来たが、シャツを着て、ズボンを履き、上着を着るところまでは出来ているが、ネクタイは結んでいない。
「ノーネクタイといったことはビジネスでは考えられません。夏になればクール・ビズといった言葉が普通に使われますが、副社長のビジネスという勝負の場でノーネクタイといったことは無縁です」
確かに道明寺HDの重役が夏場とはいえノーネクタイでいるところなど見たことがない。
「牧野さん。私は本日休暇をいただき新潟へ向かっております。今日はあなたが副社長の第一秘書として副社長の手とならなければなりません。女性であるあなたには戸惑うこともあるかもしれませんが、そこは臨機応変に対応して頂くということになります。よろしいですね?」
よろしいですね?
その言葉を言われ嫌と言えるはずがない。
もしその言葉を使えば秘書として失格だ。
つくしは、分かりましたと言い電話を切った。
だが実は複雑な思いがあった。セクハラ発言は無くなったが、どうしても副社長という男を信用することが出来ない。
いや、信用できないのではない。言葉にするとすれば、よく分からないのだ。
顏の見えない相手とでもいうのか。だが誰でもだが、相手が心の中で何を考えているかなど分からないのだから、分かろうとすること自体が無理なのかもしれない。
だが、クロワッサンのことについての謝罪といったものがあったが、やはりよく分からない。
それなら、とこれから1日のうちで起こりうることを考えた。
男の西田なら平気であっても、女の自分がするには戸惑いがある行為を。
「・・・・・」
だが頭の中に思い浮かんだことを急いで打ち消し胸の内で嗤った。
もうすぐ35歳になろうという女が何を恥ずかしがるというのかと。
とりあえずあの男を形容する全ての言葉を無視すればいいのだ。
美の権化だとか、ゴージャスだとか、セクシーだとか、カリスマだとかそんな言葉など無視して、自分の仕事をすればいい。
そうだ秘書として完璧な仕事をしてみせる。
けれど、目の前でこうして喉を差し出されるようにすれば、どこを見ればいいのかと思う。
病院を後にし、車に乗り込み、ネクタイを締めてくれと言われ、男の喉元に視線を落としていたが、ネクタイを結ぶという行為は、遠い昔、弟の進に対し行ったことがあるだけで、他人に対し行ったことなどない。それに人のネクタイを結ぶほど難しいものはない。
「牧野。お前は男のネクタイを結んだことがあるのか?」
「・・・あります」
黒のピンストライプのスーツに白いシャツ。そして深紫のネクタイ。
つくしは、シルクのそれの結び目を作るため指を動かしていた。
「そうか。まさかもうあの男とそういう関係になったって言うなら_」
「違います!気が散るので黙っていただけませんか?」
頭の上から降り注ぐ言葉に集中力が欠かれるとばかり言ったが、セクハラ発言は相変わらずのようだと思うと指先に思わず力が入り、締めすぎたとばかり、つくしはもう一度初めから締め直す作業に取り掛かっていた。
司は感情を押し殺し言ったが、思いがけず太く低い声が流れ出ていた。
自分の喉元に手をやり、ネクタイを結んでいる女の表情は見えず、小さなつむじが見えるだけだが、新堂巧との関係を聞いた声に答えたのは硬い声。
その硬い声で、違いますと強く否定した言葉は本当なのだろう。
つまり、今のところは新堂巧の片思いということだ。そして西田がいない今日一日は、彼女が第一秘書の役割を担う。つまり傍にいる時間が多くなるということだ。
思わぬ形で訪れた牧野つくしとの時間を思い、司はつくしの頭の上でひとり笑っていた。
「どうでしょう?この結び方でいいですか?」
そう言って鞄の中から取り出した鏡を見せる女の声は緊張のためか硬い。
司はネクタイの結び目を見つめたが、それは綺麗に結ばれていた。
そして結び目のすぐ下に出来た窪みに満足した。
それはディンプルと呼ばれネクタイを立体的に見せる窪み。
欧米ではそのディンプルを作るのが一般的なマナーと呼ばれ、深い窪みを作ることでネクタイに陰影を与える。そして形が美しく一日中崩れないディンプルを作ることが当たり前だとされている。
牧野つくしは司のネクタイに美しいディンプルを作った。
そしてネクタイを結んだことがあると言った牧野つしく。新堂巧のネクタイではないにしろ、他の男に教えられたとしたら、その男のセンスは良かったということになる。
司は今まで関係した女の過去に嫉妬をしたことはない。
だが牧野つくしの過去は気になる。
どんな男と付き合ったのか。
そして新堂巧のことはどう考えているのか。
そんなことを思う司の前にあるのは、いつもと変わらない上司と秘書といった空気。
だが、今日はこれからその空気を変えるつもりでいた。

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「いえ。こちらこそ申し訳ございませんでした。あの時は出過ぎたことを致しました」
そんなありきたりの言葉で終わっていた。
だが何故今更といった思いがあるが、それよりも新堂巧との会食があった翌日から運転手が毎朝つくしのマンションまで迎えに来てくれるようになった。
何故突然そうなったのか分からないが、その件と合わせ今回の謝罪は秘書として認められたような気がしていた。
道明寺HDの55階は、キリマンジャロの頂きよりは低い。
だがあの場所はつくしにとってもだが、社員からすれば神々のフロアであり、空気の薄さはないが気分的にはキリマンジャロよりも高い場所だ。
そんなところから、急に降りて来た神とでも言えばいいのか、副社長の道明寺司は、切ってしまった左手の治療のため、道明寺系列の病院で整形外科部長の診察を受けていた。
左手の傷は親指の付け根部分からの出血であり、タオルを赤く染めるほどだったことから、血管や神経が切れているのではといった心配もあったが、幸いにも傷はそれほど深くなく、傷口を縫合し、痛み止めを処方しますと言われ、暫くはなるべく左手を使わないようにと言われた。
つくしは、司が傷口を縫合されている間に新潟の母親を訪ねている西田に連絡をした。
「そうですか。副社長がお怪我を・・・。左手とのことですので書類へのサインは問題ないとは思われますが、日常の生活となるとご不便が生じることになるでしょう。
牧野さん。あなたは副社長の秘書です。その自覚は十分お持ちだと思いますので、副社長が不便を感じることがないように気を配って下さい」
気を配る。
その言葉に含まれるのは、どのラインまでなのだろうか。
世話をやくといった言葉も気を配ることの範疇だとすれば、つくしは副社長の身の周りの世話をしなければならないといったことになる。
だが、道明寺司という男は他人が傍にいることを嫌がるような男だ。それに男には本宅とでもいうのか世田谷に大きな邸があり、そこには大勢の使用人がいる。だからつくしが世話をすることと言えば、社内での出来事に限られるはずだ。今朝も割れたカップを片付けようとしたが、使用人が来るからそのままでいいと言われた。
そこでつくしは西田に聞いた。
「あの。西田室長。副社長のご不便というのは、どれほどのことがご不便を感じるとことになるのでしょうか?」
「そうですね。着替えといったものは、右手が使えればなんとかなるものです」
つくしは、何故だがホッと胸を撫で下ろす。
「そうは言ってもネクタイを結ぶことは難しいと言えるでしょう」
・・・ネクタイ。
確かにそうだ。こうして病院まで来たが、シャツを着て、ズボンを履き、上着を着るところまでは出来ているが、ネクタイは結んでいない。
「ノーネクタイといったことはビジネスでは考えられません。夏になればクール・ビズといった言葉が普通に使われますが、副社長のビジネスという勝負の場でノーネクタイといったことは無縁です」
確かに道明寺HDの重役が夏場とはいえノーネクタイでいるところなど見たことがない。
「牧野さん。私は本日休暇をいただき新潟へ向かっております。今日はあなたが副社長の第一秘書として副社長の手とならなければなりません。女性であるあなたには戸惑うこともあるかもしれませんが、そこは臨機応変に対応して頂くということになります。よろしいですね?」
よろしいですね?
その言葉を言われ嫌と言えるはずがない。
もしその言葉を使えば秘書として失格だ。
つくしは、分かりましたと言い電話を切った。
だが実は複雑な思いがあった。セクハラ発言は無くなったが、どうしても副社長という男を信用することが出来ない。
いや、信用できないのではない。言葉にするとすれば、よく分からないのだ。
顏の見えない相手とでもいうのか。だが誰でもだが、相手が心の中で何を考えているかなど分からないのだから、分かろうとすること自体が無理なのかもしれない。
だが、クロワッサンのことについての謝罪といったものがあったが、やはりよく分からない。
それなら、とこれから1日のうちで起こりうることを考えた。
男の西田なら平気であっても、女の自分がするには戸惑いがある行為を。
「・・・・・」
だが頭の中に思い浮かんだことを急いで打ち消し胸の内で嗤った。
もうすぐ35歳になろうという女が何を恥ずかしがるというのかと。
とりあえずあの男を形容する全ての言葉を無視すればいいのだ。
美の権化だとか、ゴージャスだとか、セクシーだとか、カリスマだとかそんな言葉など無視して、自分の仕事をすればいい。
そうだ秘書として完璧な仕事をしてみせる。
けれど、目の前でこうして喉を差し出されるようにすれば、どこを見ればいいのかと思う。
病院を後にし、車に乗り込み、ネクタイを締めてくれと言われ、男の喉元に視線を落としていたが、ネクタイを結ぶという行為は、遠い昔、弟の進に対し行ったことがあるだけで、他人に対し行ったことなどない。それに人のネクタイを結ぶほど難しいものはない。
「牧野。お前は男のネクタイを結んだことがあるのか?」
「・・・あります」
黒のピンストライプのスーツに白いシャツ。そして深紫のネクタイ。
つくしは、シルクのそれの結び目を作るため指を動かしていた。
「そうか。まさかもうあの男とそういう関係になったって言うなら_」
「違います!気が散るので黙っていただけませんか?」
頭の上から降り注ぐ言葉に集中力が欠かれるとばかり言ったが、セクハラ発言は相変わらずのようだと思うと指先に思わず力が入り、締めすぎたとばかり、つくしはもう一度初めから締め直す作業に取り掛かっていた。
司は感情を押し殺し言ったが、思いがけず太く低い声が流れ出ていた。
自分の喉元に手をやり、ネクタイを結んでいる女の表情は見えず、小さなつむじが見えるだけだが、新堂巧との関係を聞いた声に答えたのは硬い声。
その硬い声で、違いますと強く否定した言葉は本当なのだろう。
つまり、今のところは新堂巧の片思いということだ。そして西田がいない今日一日は、彼女が第一秘書の役割を担う。つまり傍にいる時間が多くなるということだ。
思わぬ形で訪れた牧野つくしとの時間を思い、司はつくしの頭の上でひとり笑っていた。
「どうでしょう?この結び方でいいですか?」
そう言って鞄の中から取り出した鏡を見せる女の声は緊張のためか硬い。
司はネクタイの結び目を見つめたが、それは綺麗に結ばれていた。
そして結び目のすぐ下に出来た窪みに満足した。
それはディンプルと呼ばれネクタイを立体的に見せる窪み。
欧米ではそのディンプルを作るのが一般的なマナーと呼ばれ、深い窪みを作ることでネクタイに陰影を与える。そして形が美しく一日中崩れないディンプルを作ることが当たり前だとされている。
牧野つくしは司のネクタイに美しいディンプルを作った。
そしてネクタイを結んだことがあると言った牧野つしく。新堂巧のネクタイではないにしろ、他の男に教えられたとしたら、その男のセンスは良かったということになる。
司は今まで関係した女の過去に嫉妬をしたことはない。
だが牧野つくしの過去は気になる。
どんな男と付き合ったのか。
そして新堂巧のことはどう考えているのか。
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司*****E様
おはようございます^^
つくし、司から謝罪やら新堂巧のことを聞かれたりで怪訝な顔をしていると思います。
そしてネクタイを上手く結べることに嫉妬する男(笑)
自分の気持ちを自覚した途端、過去が気になるようです。
ハンターになれるのでしょうか?(笑)
司、頑張れ!
コメント有難うございました^^
おはようございます^^
つくし、司から謝罪やら新堂巧のことを聞かれたりで怪訝な顔をしていると思います。
そしてネクタイを上手く結べることに嫉妬する男(笑)
自分の気持ちを自覚した途端、過去が気になるようです。
ハンターになれるのでしょうか?(笑)
司、頑張れ!
コメント有難うございました^^
アカシア
2017.12.08 22:52 | 編集

と*****ン様
西田さん?え?新潟ではない?(笑)
休みを取らされた西田さん。どこに行ったんでしょうねぇ・・・。
司の初恋。恋を知らない男の恋。
さて、どんな恋をしてくれるのでしょうねぇ(笑)
コメント有難うございました^^
西田さん?え?新潟ではない?(笑)
休みを取らされた西田さん。どこに行ったんでしょうねぇ・・・。
司の初恋。恋を知らない男の恋。
さて、どんな恋をしてくれるのでしょうねぇ(笑)
コメント有難うございました^^
アカシア
2017.12.08 22:58 | 編集

H*様
これから二人の間にある空気を変えると言う男。
さて、変えることが出来るのでしょうか?
恋を知らない男の頑張り具合を見守りましょう(笑)
拍手コメント有難うございました^^
これから二人の間にある空気を変えると言う男。
さて、変えることが出来るのでしょうか?
恋を知らない男の頑張り具合を見守りましょう(笑)
拍手コメント有難うございました^^
アカシア
2017.12.08 23:04 | 編集

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さ***ん様
気を配るラインを気にする女、牧野つくし。
どのラインまで近づいてもいいのか。相手は猛獣、いえクールな副社長司ですから(笑)
そして、西田はどこから指令を出したのか!(≧▽≦)
新潟のアンテナショップで実家である蔵元の酒を販売していたのかもしれません(笑)
すぐ下の54階にいたとすれば、面白いですね(笑)
そんな西田の「よろしいですね?」が喪黒福造(笑)今銀縁ですが黒縁眼鏡に変えましょうか?
そしてつくしが過去にネクタイを結んだ男。
司の頭の中には昔の男があるようです(笑)
過去に嫉妬する男、道明寺司!どこがクールは副社長なのでしょうねぇ(笑)
コメント有難うございました^^
気を配るラインを気にする女、牧野つくし。
どのラインまで近づいてもいいのか。相手は猛獣、いえクールな副社長司ですから(笑)
そして、西田はどこから指令を出したのか!(≧▽≦)
新潟のアンテナショップで実家である蔵元の酒を販売していたのかもしれません(笑)
すぐ下の54階にいたとすれば、面白いですね(笑)
そんな西田の「よろしいですね?」が喪黒福造(笑)今銀縁ですが黒縁眼鏡に変えましょうか?
そしてつくしが過去にネクタイを結んだ男。
司の頭の中には昔の男があるようです(笑)
過去に嫉妬する男、道明寺司!どこがクールは副社長なのでしょうねぇ(笑)
コメント有難うございました^^
アカシア
2017.12.10 17:03 | 編集
