司はつくしが自分と別れてからの9年間が知りたかった。
過去は気にしない男だ。とは言え、彼女のこの9年間のことは知りたいと思った。
もちろん、司がその気になれば、簡単に分かることもある。だが本人の口から聞きたいと思った。それが余計な詮索になると言われ、話したくないと言われれば無理にとは言わない。
だが、話して欲しいと思った。我ながら矛盾した考えだと思うが、いったん頭に引っかかったことは、はっきりさせなければ気になる性格だ。だがそれが性格だけのせいではないことは、分かっていた。性格云々ではない。彼女のことだから気になるのだ。それがたとえどんなに些細なことでもだ。今思えば、この9年間、よく彼女のことを封印して過ごせたものだと思う。
時は戻せない。だから過去に嫉妬するようなことがあったとしても、今の自分なら受け入れられる。彼女と再び恋をするため、乗り越えなければならないことがあるなら、乗り越えてみせる。
そうだ、やり直すのではなく、再び恋をすればいい。
恋をするのに遅いも早いもない。一度は心から結ばれた男と女だ。初恋を再び甦らせばいい。
出会った頃の二人は、命がけの恋をした。
何もかもが違った二人だったが、結ばれたのは運命だったはずだ。
そしてそれは純愛だ。ドラマティック過ぎると言われた恋だ。
事実、彼女と出会ったことで全てが輝き、胸がときめいた。
暗闇にいた男の周り全てが輝き始めた。人をあんなに好きになったのは初めてだった。
そして優しさと強さといったものを知った。
あの頃、愛し方さえ知らなかった男だったが、今は違う。愛し方なら百通りでも思いついてみせる。それに恋にルールはないはずだ。胸の中だけに留めておく思いなどクソくらえだ。
つくしは真剣な眼差しで司を見つめてきた。
その眼差しは、かつて何度も見た眼差し。決して見知らぬ他人を見るような眼差しではない。
嘘は嫌いといった真っ直ぐな瞳。いつも真実だけを見たいといっていた瞳。司が知っていたもっとも正直な瞳。それなら彼女の口から語られる言葉は、すべて真実だと思ってもいいはずだ。
「・・いったいあたしの何が知りたいの?」
ゆったりと椅子の背にもたれた男のつくしを見つめる目は、目の前に置かれた料理に興味はないといった目だ。そしてそれはつくしの目と同じで真剣な目。
「おまえのことなら何でもいい。この9年間何があったか・・。おまえが話してくれることならなんでもいい」
何でもいい。
本当に何でもよかった。何か習い事をしている、どこかへ旅行へ行ったでもいい。自分が知ることがなかった、知ろうとしなかった9年間。彼女が経験し、感じ思ったことを知りたかった。
「・・そんな・・話すことなんてないわ。・・仕事はずっと同じ会社だし、住んでる所も変わってないわ。それに両親が相次いで亡くなったからすることはいくらでもあったけど、それ以外話すようなことなんてないと思うわ。暫くは何もする気がなくなったしね」
両親が相次いで亡くなり、心の中にぽっかりと穴が開いたようになった状態だった。
彼女の言葉はそう伝えているように思えた。
ひとりきりで泣いていたはずの彼女の傍にいてやりたかった。
肩を抱き寄せて慰めてやりたかった。
両親という存在は、無条件で自分を愛してくれる人間であり精神的な支え。たとえ彼らがどこか頼りない存在だとしても、家族としての絆は他人には分からないものだ。
つくしは、司が黙っているのは、その先を促していると感じ言葉を継いだ。
「父が亡くなって母が一人暮らしだったアパートの片づけに時間を取られることも多くてね。人が暮らしていた痕跡を片付けるっていうのは、思ったより大変だった。家具とか電化製品とか処分するのも結構大変で・・それに簡単に捨てれるようなものばかりじゃないし、思った以上時間がかかるものなの。それに整理してたら、懐かしいものとか出て来ると、つい見入っちゃうから余計に時間がかちゃうし、捨てるには勿体ないって思うものもあるから、どうしようかって悩んじゃうしね・・本当、結構大変なのよ?・・こんな話、あんたにはあまり関係のないことかもしれないけどね」
遺品整理といったことを司はしたことがない。父親が亡くなったとき、事業と財産の相続はあったが、生前故人が使用していたものを処分するといったことには縁がない。広大な邸に
物を置くのに困るといったことは無縁なのだから。
それに、父親の遺品がいつまでもその場所にあったとしても、誰も文句など言わないからだ。だが賃貸物件はそうはいかない。早々に退去しなければ家賃が発生する。
「あたしも弟も仕事してるから、日曜にしか行けないでしょ?だからなかなか前に進まなくて、それでも早く済ませて次のことをしなきゃいけないし、休みの度に通ってた。とにかく3回忌とか、色々立て続けにあって忙しいってのもあったし、することはいくらでもあったから・・それにね、今年は父の7回忌で丁度それが終ったとこよ。これで父のことは一区切りつけることにしたわ」
誰もが経験する親の死。それは避けて通ることが出来ない人生の一端。
そして人は亡くなった後も色々あるということは、司も自分の父親の経験から知っていた。
「なに?」
つくしは黙って自分を見つめて来る男をじっと見つめた。
「大変だったな、おまえも」
司は改めて言葉にした。
「うん・・まあね。でも誰もが経験することだから・・あたしの9年間は・・こんなものよ?・・あんたが興味を持ちそうなことなんてないわ」
つくしは、そこで皿に置いていたナイフとフォークを取り上げた。
だが司の言葉に手を止めた。
「・・俺たちのこと、知ってたんだろ?」
低く硬い声が司の口をついた。
司の母親が知っていたのと同じように、彼女の母親も知っていたはずだ。
結婚の約束をしていた男が、別の女性と結婚したが自分の娘と付き合っていたことを。
「・・ん・・口にすることはなかったけど、知ってたと思う。母親っていうのは、なんでも知ってるっていうか、一緒に暮らしてない娘だとしてもわかっちゃうみたい・・」
司は、思いを過去へと引き戻していた。
娘さんと結婚したいといった言葉を彼女の両親に伝えたのは、まだ10代の頃。
だがその約束が果たされることはなく、世間に顔向けが出来ないと言われる関係に陥らせてしまっていた。親にしてみれば、自分の娘がかつての恋人の愛人といわれる立場にいたことを嬉しく思うはずがない。そして、そんな道を選んだ我が子に心を痛めたはずだ。
両親を亡くし、弟は既に家庭を築き、独りぼっちになってしまった彼女。
そんな彼女が自分の幸せを求めることを始めたとしても、傍にいなかった男に何が言える?
だがどうしても聞きたいことがある。
「・・そうか。おまえの話はそれだけなら俺から聞いていいか?」
つくしは一瞬考えた。そして言葉に詰まったがいいわ、と言った。
「おまえの見合いの話だ」
滋の口から語られたその言葉に、すぐさま反応したのはつい先日のことだ。
「・・その話、話さなきゃ駄目なの?」
「ああ。聞きたい。おまえが俺以外の男と結婚しようとしてるなら、阻止する必要がある。そのためにも相手の男について知っておきたい。それにおまえ、本気でその男と結婚する気か?」
脅しの表情ではなく、真剣な顔だ。
9年間の話は、つくしの口から語られたことがほぼ全てだろう。長女気質そのものであり、根が真面目な女は自分が果たさなければならないことは、どんなことでも責任を持ってやり遂げるはずだから。
むしろ、司の目下の懸案事項は見合いをした事実と、相手がいい返事を待っているといった段階にきていることだ。つまりそれは、彼女が「いいわ」と言えば、婚約したことになる。
どんなに長い歳月を経ようと人の性格といったものは、変わるものではない。
司は、つくしに関して確信できることがある。彼女には信念といったものがある。自分が正義だと信じれば、その道を進んで行くことだ。強い意思といったものを持つ女性が、こうすると決めたなら止めることなど出来ないと知っていた。
つくしは、手にしたナイフとフォークを再び皿に置き、言葉を選んでいた。
「・・あのね・・この際だから言うわね・・あたし達もういい大人で、お互いに年をとった・・。あんたはあたしとやり直したいっていったけど、正直戸惑ってる・・。あれから9年も経ってるから・・。いきなり現れて待たせたなって言われても・・どうしたらいいのかわからないの・・・あんたと向き合いたいって思うんだけど・・」
それが彼女の、牧野つくしの正直な気持ちなら、見合い相手がどんな男だろうと司はこの勝負に勝つ自信がある。
なんでも物事を複雑に考えたがる癖のある彼女が怖がって踏み出そうとしないは、昔と変わらない。
『どうしたらいいのかわからない』
そんな言葉も遠い昔耳にしたことがある。
恋愛に対しては奥手だったあの頃放った言葉。
気持ちを読み違えていなければ、間違いなく彼女はまだ自分に気持ちがあると感じた。
「牧野。今の俺たちを取り巻く環境は複雑か?そうじゃねぇはずだ。それでもやり直すのが無理って思うなら俺ともう一度恋をしてくれ。言ったはずだ。おまえの4年を償わせてくれってな。それに俺たちの恋はまだ終わってねぇだろ?俺たちはゴールしてねぇんだ。スタートした恋ならゴールしなくてどうすんだよ?それにリタイアなんてことは認めるつもりはねぇ」
だがリタイアしてしまった事実はある。
それは司のせいでリタイアせざるを得なかったからだ。
けれど、これから10日間は二人だけの世界。頭で考えるのではなく、心で感じて欲しい。
「俺の気持ちはあの頃と変わってない。今でもおまえのことが好きだ。だから俺はおまえに対してその気持ちを隠すつもりはない。・・牧野、これから10日、この島で俺と過ごしておまえの気持ちを確かめてくれ。それから・・マイペースでいい・・おまえのペースで進めてくれればいい。その代わりおまえも自分が大人の女だと思うなら、この島にいる間に自分の心の方向付けをしてくれ」

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過去は気にしない男だ。とは言え、彼女のこの9年間のことは知りたいと思った。
もちろん、司がその気になれば、簡単に分かることもある。だが本人の口から聞きたいと思った。それが余計な詮索になると言われ、話したくないと言われれば無理にとは言わない。
だが、話して欲しいと思った。我ながら矛盾した考えだと思うが、いったん頭に引っかかったことは、はっきりさせなければ気になる性格だ。だがそれが性格だけのせいではないことは、分かっていた。性格云々ではない。彼女のことだから気になるのだ。それがたとえどんなに些細なことでもだ。今思えば、この9年間、よく彼女のことを封印して過ごせたものだと思う。
時は戻せない。だから過去に嫉妬するようなことがあったとしても、今の自分なら受け入れられる。彼女と再び恋をするため、乗り越えなければならないことがあるなら、乗り越えてみせる。
そうだ、やり直すのではなく、再び恋をすればいい。
恋をするのに遅いも早いもない。一度は心から結ばれた男と女だ。初恋を再び甦らせばいい。
出会った頃の二人は、命がけの恋をした。
何もかもが違った二人だったが、結ばれたのは運命だったはずだ。
そしてそれは純愛だ。ドラマティック過ぎると言われた恋だ。
事実、彼女と出会ったことで全てが輝き、胸がときめいた。
暗闇にいた男の周り全てが輝き始めた。人をあんなに好きになったのは初めてだった。
そして優しさと強さといったものを知った。
あの頃、愛し方さえ知らなかった男だったが、今は違う。愛し方なら百通りでも思いついてみせる。それに恋にルールはないはずだ。胸の中だけに留めておく思いなどクソくらえだ。
つくしは真剣な眼差しで司を見つめてきた。
その眼差しは、かつて何度も見た眼差し。決して見知らぬ他人を見るような眼差しではない。
嘘は嫌いといった真っ直ぐな瞳。いつも真実だけを見たいといっていた瞳。司が知っていたもっとも正直な瞳。それなら彼女の口から語られる言葉は、すべて真実だと思ってもいいはずだ。
「・・いったいあたしの何が知りたいの?」
ゆったりと椅子の背にもたれた男のつくしを見つめる目は、目の前に置かれた料理に興味はないといった目だ。そしてそれはつくしの目と同じで真剣な目。
「おまえのことなら何でもいい。この9年間何があったか・・。おまえが話してくれることならなんでもいい」
何でもいい。
本当に何でもよかった。何か習い事をしている、どこかへ旅行へ行ったでもいい。自分が知ることがなかった、知ろうとしなかった9年間。彼女が経験し、感じ思ったことを知りたかった。
「・・そんな・・話すことなんてないわ。・・仕事はずっと同じ会社だし、住んでる所も変わってないわ。それに両親が相次いで亡くなったからすることはいくらでもあったけど、それ以外話すようなことなんてないと思うわ。暫くは何もする気がなくなったしね」
両親が相次いで亡くなり、心の中にぽっかりと穴が開いたようになった状態だった。
彼女の言葉はそう伝えているように思えた。
ひとりきりで泣いていたはずの彼女の傍にいてやりたかった。
肩を抱き寄せて慰めてやりたかった。
両親という存在は、無条件で自分を愛してくれる人間であり精神的な支え。たとえ彼らがどこか頼りない存在だとしても、家族としての絆は他人には分からないものだ。
つくしは、司が黙っているのは、その先を促していると感じ言葉を継いだ。
「父が亡くなって母が一人暮らしだったアパートの片づけに時間を取られることも多くてね。人が暮らしていた痕跡を片付けるっていうのは、思ったより大変だった。家具とか電化製品とか処分するのも結構大変で・・それに簡単に捨てれるようなものばかりじゃないし、思った以上時間がかかるものなの。それに整理してたら、懐かしいものとか出て来ると、つい見入っちゃうから余計に時間がかちゃうし、捨てるには勿体ないって思うものもあるから、どうしようかって悩んじゃうしね・・本当、結構大変なのよ?・・こんな話、あんたにはあまり関係のないことかもしれないけどね」
遺品整理といったことを司はしたことがない。父親が亡くなったとき、事業と財産の相続はあったが、生前故人が使用していたものを処分するといったことには縁がない。広大な邸に
物を置くのに困るといったことは無縁なのだから。
それに、父親の遺品がいつまでもその場所にあったとしても、誰も文句など言わないからだ。だが賃貸物件はそうはいかない。早々に退去しなければ家賃が発生する。
「あたしも弟も仕事してるから、日曜にしか行けないでしょ?だからなかなか前に進まなくて、それでも早く済ませて次のことをしなきゃいけないし、休みの度に通ってた。とにかく3回忌とか、色々立て続けにあって忙しいってのもあったし、することはいくらでもあったから・・それにね、今年は父の7回忌で丁度それが終ったとこよ。これで父のことは一区切りつけることにしたわ」
誰もが経験する親の死。それは避けて通ることが出来ない人生の一端。
そして人は亡くなった後も色々あるということは、司も自分の父親の経験から知っていた。
「なに?」
つくしは黙って自分を見つめて来る男をじっと見つめた。
「大変だったな、おまえも」
司は改めて言葉にした。
「うん・・まあね。でも誰もが経験することだから・・あたしの9年間は・・こんなものよ?・・あんたが興味を持ちそうなことなんてないわ」
つくしは、そこで皿に置いていたナイフとフォークを取り上げた。
だが司の言葉に手を止めた。
「・・俺たちのこと、知ってたんだろ?」
低く硬い声が司の口をついた。
司の母親が知っていたのと同じように、彼女の母親も知っていたはずだ。
結婚の約束をしていた男が、別の女性と結婚したが自分の娘と付き合っていたことを。
「・・ん・・口にすることはなかったけど、知ってたと思う。母親っていうのは、なんでも知ってるっていうか、一緒に暮らしてない娘だとしてもわかっちゃうみたい・・」
司は、思いを過去へと引き戻していた。
娘さんと結婚したいといった言葉を彼女の両親に伝えたのは、まだ10代の頃。
だがその約束が果たされることはなく、世間に顔向けが出来ないと言われる関係に陥らせてしまっていた。親にしてみれば、自分の娘がかつての恋人の愛人といわれる立場にいたことを嬉しく思うはずがない。そして、そんな道を選んだ我が子に心を痛めたはずだ。
両親を亡くし、弟は既に家庭を築き、独りぼっちになってしまった彼女。
そんな彼女が自分の幸せを求めることを始めたとしても、傍にいなかった男に何が言える?
だがどうしても聞きたいことがある。
「・・そうか。おまえの話はそれだけなら俺から聞いていいか?」
つくしは一瞬考えた。そして言葉に詰まったがいいわ、と言った。
「おまえの見合いの話だ」
滋の口から語られたその言葉に、すぐさま反応したのはつい先日のことだ。
「・・その話、話さなきゃ駄目なの?」
「ああ。聞きたい。おまえが俺以外の男と結婚しようとしてるなら、阻止する必要がある。そのためにも相手の男について知っておきたい。それにおまえ、本気でその男と結婚する気か?」
脅しの表情ではなく、真剣な顔だ。
9年間の話は、つくしの口から語られたことがほぼ全てだろう。長女気質そのものであり、根が真面目な女は自分が果たさなければならないことは、どんなことでも責任を持ってやり遂げるはずだから。
むしろ、司の目下の懸案事項は見合いをした事実と、相手がいい返事を待っているといった段階にきていることだ。つまりそれは、彼女が「いいわ」と言えば、婚約したことになる。
どんなに長い歳月を経ようと人の性格といったものは、変わるものではない。
司は、つくしに関して確信できることがある。彼女には信念といったものがある。自分が正義だと信じれば、その道を進んで行くことだ。強い意思といったものを持つ女性が、こうすると決めたなら止めることなど出来ないと知っていた。
つくしは、手にしたナイフとフォークを再び皿に置き、言葉を選んでいた。
「・・あのね・・この際だから言うわね・・あたし達もういい大人で、お互いに年をとった・・。あんたはあたしとやり直したいっていったけど、正直戸惑ってる・・。あれから9年も経ってるから・・。いきなり現れて待たせたなって言われても・・どうしたらいいのかわからないの・・・あんたと向き合いたいって思うんだけど・・」
それが彼女の、牧野つくしの正直な気持ちなら、見合い相手がどんな男だろうと司はこの勝負に勝つ自信がある。
なんでも物事を複雑に考えたがる癖のある彼女が怖がって踏み出そうとしないは、昔と変わらない。
『どうしたらいいのかわからない』
そんな言葉も遠い昔耳にしたことがある。
恋愛に対しては奥手だったあの頃放った言葉。
気持ちを読み違えていなければ、間違いなく彼女はまだ自分に気持ちがあると感じた。
「牧野。今の俺たちを取り巻く環境は複雑か?そうじゃねぇはずだ。それでもやり直すのが無理って思うなら俺ともう一度恋をしてくれ。言ったはずだ。おまえの4年を償わせてくれってな。それに俺たちの恋はまだ終わってねぇだろ?俺たちはゴールしてねぇんだ。スタートした恋ならゴールしなくてどうすんだよ?それにリタイアなんてことは認めるつもりはねぇ」
だがリタイアしてしまった事実はある。
それは司のせいでリタイアせざるを得なかったからだ。
けれど、これから10日間は二人だけの世界。頭で考えるのではなく、心で感じて欲しい。
「俺の気持ちはあの頃と変わってない。今でもおまえのことが好きだ。だから俺はおまえに対してその気持ちを隠すつもりはない。・・牧野、これから10日、この島で俺と過ごしておまえの気持ちを確かめてくれ。それから・・マイペースでいい・・おまえのペースで進めてくれればいい。その代わりおまえも自分が大人の女だと思うなら、この島にいる間に自分の心の方向付けをしてくれ」

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Comment:4
コメント
このコメントは管理人のみ閲覧できます

司×**OVE様
おはようございます^^
つくしちゃん、両親が亡くなり、ひとりぼっちになりました。
そんな中、淡々と生活していたことでしょう。
そして、今の二人を取り巻く環境は複雑ではありません。
二人の間に障害はありません。それなのに、つくしちゃんは素直には飛び込んで行けません。
でも9年ぶりに会う別れた恋人ですからねぇ。
そう簡単には飛び込んでいけませんよね?つくしちゃん、徐々にお話してくれるのではないでしょうか。
暑かったりそうでもなかったり、忙しいですね?
ゲリラ雷雨もどこで起こるか分かりません。やはり傘は手放せません。
金曜日が終りましたねぇ。お疲れ様でした。^^
ホッとひと息つきたい金曜日の夜です(笑)
コメント有難うございました^^
おはようございます^^
つくしちゃん、両親が亡くなり、ひとりぼっちになりました。
そんな中、淡々と生活していたことでしょう。
そして、今の二人を取り巻く環境は複雑ではありません。
二人の間に障害はありません。それなのに、つくしちゃんは素直には飛び込んで行けません。
でも9年ぶりに会う別れた恋人ですからねぇ。
そう簡単には飛び込んでいけませんよね?つくしちゃん、徐々にお話してくれるのではないでしょうか。
暑かったりそうでもなかったり、忙しいですね?
ゲリラ雷雨もどこで起こるか分かりません。やはり傘は手放せません。
金曜日が終りましたねぇ。お疲れ様でした。^^
ホッとひと息つきたい金曜日の夜です(笑)
コメント有難うございました^^
アカシア
2017.08.04 21:50 | 編集

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pi**mix様
ご心配いただき有難うございます。
書けない日もあるんですよぉ~。
本業が忙しい日は疲れ果て、脳内が働かないといった日もあります。
つくしちゃん、大人になり、言葉を選ぶことも出来ます。
社会経験も、人生経験も積みましたので、昔のようにポンポンと言えないといった気持ちだったのでしょう。
本日お忙しい日だったのですね?そして海はキャンセル!願いは叶えられる!その言葉、そのまま司に伝えましょう!
日曜日のアイツ(笑)あの彼はどうしてあんな彼になったのか・・不思議です。
アイツ、笑ってやって下さい^^
コメント有難うございました^^
ご心配いただき有難うございます。
書けない日もあるんですよぉ~。
本業が忙しい日は疲れ果て、脳内が働かないといった日もあります。
つくしちゃん、大人になり、言葉を選ぶことも出来ます。
社会経験も、人生経験も積みましたので、昔のようにポンポンと言えないといった気持ちだったのでしょう。
本日お忙しい日だったのですね?そして海はキャンセル!願いは叶えられる!その言葉、そのまま司に伝えましょう!
日曜日のアイツ(笑)あの彼はどうしてあんな彼になったのか・・不思議です。
アイツ、笑ってやって下さい^^
コメント有難うございました^^
アカシア
2017.08.05 22:47 | 編集
