私は呼吸が早まり、心臓の音が外に聞こえるのではないかと思うくらいだ。
彼と、道明寺と愛を交わしたらこの先ずっと悩むことになる・・
「私は仕事関係の人とはそんなふうになるつもりは・・」
「俺は仕事関係の人間じゃない」
「私たちは・・」
道明寺はテーブルを回り込んで椅子に腰かけたままのつくしの傍まで来ると、自分を見上げる上向きの顔を見つめた。
「言ったよな・・俺はおまえが欲しい」
道明寺は言うより早く彼女の両腕を掴むとつくしを立ち上がらせた。
そして吸い寄せられるようにゆっくりと頭を下げ、唇に唇が触れるとゆっくりと左右に揺らすように唇を滑らせて口を開けるように促してくる。
がっちりと両手でつくしの頭を固定するように抱えたままで優しく促すようなその動きにつくしは自分の唇が開いてくるのが感じられた。
道明寺はつくしが少し開いた唇をこじ開けると深く熱烈なキスを始めた。
彼の舌がつくしの舌に触れ、口の中を探る。そして下唇を軽く噛み舌を這わせると改めて口の中に舌を入れてきた。
男の舌がつくしの口の中で暴れはじめるとつくしの頭ははっきりと覚醒しはじめた。
抵抗しなければ・・・・
そんな思いがつくしの頭の中を過る。
つくしの頭を抱えていたはずの彼の手はいつのまにか彼女の胸の位置まで降りて来ていた。
そしてつくしの両手もいつのまにか道明寺の上着の中にまで入り込みワイシャツの上から
彼の厚い胸板に手を添えていた。右手には彼の心臓の鼓動が感じられた。
互いに唇を合わせ互いの胸に手をあて、その鼓動を感じ取りながらその心臓が脈打つたびに、互いの舌が動くたびにつくしはその場に立っていることが出来なくなりそうだった。
そしてうっとりとする彼の香りと彼自身の男としての香りが混ざり合ってつくしの五感を刺激する。
身体を離さなければ・・・・
だがつくしはもう引き返すには遅すぎると分かっていた。
つくしの両手は彼の胸からゆっくりと上へとのぼって行くと両肩から首のカーブをたどりはじめた。そうしながら道明寺に上着を脱ぐように即す。
彼の身体はつくしの身体に密着したままだ。つくしの身体に食い込んでいる男としての欲望のあかしが感じられる。
道明寺にとってつくしが自分の身体を探索するような指先の動きは予想外だった。
予想外でいて刺激的だった。
彼はつくしの唇から唇を離すと彼女の胸に触れていた手をそっと肩へと置きつくしの顔を見た。
俺の首に回されたままの牧野の手。
牧野は俺にどれだけの影響を与えているのか分かっているのか?
俺はこいつの記憶が曖昧な状態で抱きたくはない。
後で言いわけなんか聞きたいはずがない。
牧野の瞳は今は大きく見開かれている。憂いを帯びたようなその瞳。
その表情は何を意味するのか・・・・・
つくしは道明寺が何を考えているのかなんて知りたくなんてなかった。
こんな事をしている今の私の頭が正常じゃないなんて誰が言える?
私が夢中でキスを返していた男はたまらなく魅力的に思えた。
違う・・思えたんじゃない。魅力的な男だ。昔も今も・・・。
私にとっては決して手の届かなかった存在だった。
きっと私は・・・
道明寺はゆっくりとつくしへと頭を下げていく。
彼女は道明寺のうなじへと回していた手を緩めることなく引き寄せていた。
つくしが少しだけ口を開くと道明寺は待ち受けていた彼女の口へと舌を送り込む。
舌を絡め、互いの口腔内を探り合い、粘着質な水音と互いの唾液が唇の隙間から流れ落ちていても拭おうとは思わなかった。口の奥深くまで舌を受け入れ息をするのも忘れるほどだった。つくしは息をはずませていた。
彼はつくしの唇から唇を離すと彼女の首筋へと唇を這わせ、流れ落ちる唾液を舌で舐めとるようにしてきた。
そしてその舌をつくしの喉元の柔らかな肌へと這わせながらパジャマのボタンを器用にひとつずつ外していく。
彼女の着ていたパジャマはカーディガンと共に床に投げ捨てられていた。
道明寺は下着姿の牧野の胸にそっと手を這わせると自分のものとばかりに包みこんできた。
つくしは自由になった両腕を彼のうなじへと絡ませるとそのまま身体を押し付けていた。

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「私は仕事関係の人とはそんなふうになるつもりは・・」
「俺は仕事関係の人間じゃない」
「私たちは・・」
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「言ったよな・・俺はおまえが欲しい」
道明寺は言うより早く彼女の両腕を掴むとつくしを立ち上がらせた。
そして吸い寄せられるようにゆっくりと頭を下げ、唇に唇が触れるとゆっくりと左右に揺らすように唇を滑らせて口を開けるように促してくる。
がっちりと両手でつくしの頭を固定するように抱えたままで優しく促すようなその動きにつくしは自分の唇が開いてくるのが感じられた。
道明寺はつくしが少し開いた唇をこじ開けると深く熱烈なキスを始めた。
彼の舌がつくしの舌に触れ、口の中を探る。そして下唇を軽く噛み舌を這わせると改めて口の中に舌を入れてきた。
男の舌がつくしの口の中で暴れはじめるとつくしの頭ははっきりと覚醒しはじめた。
抵抗しなければ・・・・
そんな思いがつくしの頭の中を過る。
つくしの頭を抱えていたはずの彼の手はいつのまにか彼女の胸の位置まで降りて来ていた。
そしてつくしの両手もいつのまにか道明寺の上着の中にまで入り込みワイシャツの上から
彼の厚い胸板に手を添えていた。右手には彼の心臓の鼓動が感じられた。
互いに唇を合わせ互いの胸に手をあて、その鼓動を感じ取りながらその心臓が脈打つたびに、互いの舌が動くたびにつくしはその場に立っていることが出来なくなりそうだった。
そしてうっとりとする彼の香りと彼自身の男としての香りが混ざり合ってつくしの五感を刺激する。
身体を離さなければ・・・・
だがつくしはもう引き返すには遅すぎると分かっていた。
つくしの両手は彼の胸からゆっくりと上へとのぼって行くと両肩から首のカーブをたどりはじめた。そうしながら道明寺に上着を脱ぐように即す。
彼の身体はつくしの身体に密着したままだ。つくしの身体に食い込んでいる男としての欲望のあかしが感じられる。
道明寺にとってつくしが自分の身体を探索するような指先の動きは予想外だった。
予想外でいて刺激的だった。
彼はつくしの唇から唇を離すと彼女の胸に触れていた手をそっと肩へと置きつくしの顔を見た。
俺の首に回されたままの牧野の手。
牧野は俺にどれだけの影響を与えているのか分かっているのか?
俺はこいつの記憶が曖昧な状態で抱きたくはない。
後で言いわけなんか聞きたいはずがない。
牧野の瞳は今は大きく見開かれている。憂いを帯びたようなその瞳。
その表情は何を意味するのか・・・・・
つくしは道明寺が何を考えているのかなんて知りたくなんてなかった。
こんな事をしている今の私の頭が正常じゃないなんて誰が言える?
私が夢中でキスを返していた男はたまらなく魅力的に思えた。
違う・・思えたんじゃない。魅力的な男だ。昔も今も・・・。
私にとっては決して手の届かなかった存在だった。
きっと私は・・・
道明寺はゆっくりとつくしへと頭を下げていく。
彼女は道明寺のうなじへと回していた手を緩めることなく引き寄せていた。
つくしが少しだけ口を開くと道明寺は待ち受けていた彼女の口へと舌を送り込む。
舌を絡め、互いの口腔内を探り合い、粘着質な水音と互いの唾液が唇の隙間から流れ落ちていても拭おうとは思わなかった。口の奥深くまで舌を受け入れ息をするのも忘れるほどだった。つくしは息をはずませていた。
彼はつくしの唇から唇を離すと彼女の首筋へと唇を這わせ、流れ落ちる唾液を舌で舐めとるようにしてきた。
そしてその舌をつくしの喉元の柔らかな肌へと這わせながらパジャマのボタンを器用にひとつずつ外していく。
彼女の着ていたパジャマはカーディガンと共に床に投げ捨てられていた。
道明寺は下着姿の牧野の胸にそっと手を這わせると自分のものとばかりに包みこんできた。
つくしは自由になった両腕を彼のうなじへと絡ませるとそのまま身体を押し付けていた。

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