誰かが傍にいてくれるということ、会話を交わしたり自分の仕事の成果を認めてくれる人がいるということが素晴らしいと感じられる。
だがあからさまな態度は困る。
あの日、散乱した書類を拾い集めさっと立ち上がると、顔が真っ赤に染まっていくのが自分でも感じられた。いつも仕事の上では冷静さを保つことを心掛けているだけに、恋人となった男性が同じ仕事をすることに戸惑うなという方が無理だ。
会社でも道明寺社でも二人のことが話題に上らないのは、紺野から聞いた通りだと思ったが、思えば人に命じることが出来る人間が公私を混同しないはずがない。それが出来るなら誰でもそうしたいはずだ。ただ、それが表立ってのものなのか、そうでないのかだけで、やはり権力がある男は違う。社長が飛んで来たという話も、道明寺が何か言ったに違いない。
つくしの頭の中で繰り返される言葉がある。
『俺がじっくり教えてやるから』
その先に続く言葉を思い出すだけで、舞い上がってしまうのだからどうしようもない。
考え過ぎだとわかっている。それに自分が長年お堅すぎたのもわかっている。
いつの間にか30歳を過ぎ、世間から見れば仕事に生きる女と思われ、高く堅い壁がつくしの周りに築かれてしまっていたとしても、その堅い壁を乗り越えることは出来るはずだ。
それに好きで築いた壁ではない。
滋や桜子から早く男を見つけろと言われ、そんな友人達からの紹介と、自らの仕事のチャンスで巡り逢った相手が同じだということに驚いたが、これもひとつの運命なのかもしれない。
道明寺は運命だと言った二人の出会い。
運命を信じるか信じないかは別として、つくしは司とつき合いはじめ、どこか自分が変わったような気がしていた。
つくしは一緒に仕事をするにあたり、やはり公私混同は避けたいという思いがあった。
だが、そうはいかないようだ。避けたくても避けてくれないのだから、どうしようもない。
何しろ避けたい話題を平気で口にするのはつくしの部下なのだから。
紺野の態度は相変わらずで、色々と言って来るが受け流そうとしてもそうはいかなかった。
「主任。道明寺支社長は牧野主任の中身が好きなんですね?」
中身とは?
卵の黄身や白身じゃあるまいし、どうせなら内面と言って欲しい。
それにしても社外秘、そして社内でマル秘扱いの二人のことを気楽に話しが出来るのは紺野だけだ。その紺野は抱えていた箱をつくしに差し出した。
「さすが道明寺支社長です。人間の内面を重視する。それに花のセンスも抜群です!主任、さっきこの花がメープルから配達されて来たそうですよ?」
まるでつくしの思いが伝わったかのような内面という言葉。
もしかして、また何か口にしていただろうか?
紺野がつくしに差し出したのは、箱に入れられた花束だ。
つくしは花束なんて今まで誰からもらったことがない。そんなつくしの元に届いたのは、真っ赤なバラの花束。長い茎の上部には3分咲きほどの花と、まだ蕾の状態の花があった。
それに箱入りの花束というだけのことはある。誰が見ても高級品だとわかるような代物だ。
露に濡れたようなしっとりとした状態の蕾も、やがて見事な花を咲かせることだろう。
「主任。なにかあったんですか?道明寺支社長が花を贈ってくるなんて」
「な、なにもないわよ!」
つくしは否定したが、紺野は信じていない。
何しろ社内ではつくしと司の交際は公然の秘密なのだから。
「それも情熱を表すような赤いバラですよ!ちなみに赤いバラの花言葉は熱烈な恋ですからね?」
二人の近くに座る人間は、自分たちが聞きたいことを紺野が聞いてくれるとばかり、耳をそばだてている。
「何もないなんて嘘でしょ?じゃあどうして支社長から花が贈られて来たんですか?」
「...そ、それは...ワインよ!赤ワインの話になって、もし広告に載せるなら何色のバラの花を添えたら似合うかって話しになって...そうしたら道明寺が...」
実際二人で食事をしたとき、そんな会話が出た。
だがまさか会社にバラの花束が届くとは考えもしなかった。
「主任!道明寺支社長のこと、″道明寺″なんて呼び捨てなんですかっ?」
テンションの高い声はフロアにまる聞えではないかと思えるほどだ。
「ちょっと!紺野君声が大きいから・・」
つくしはしまったと思った。つくし自身の声の方が大きくなっていたからだ。
周りからの視線が痛い。
紺野はそんなつくしの声を無視して話を継いだ。
「道明寺支社長のことを道明寺なんて呼べるなんて...僕、主任が羨ましすぎて眩暈がしそうです!」
出来れば二人のことは知らんぷりして欲しいというのに、紺野の発言につくしの方が眩暈を感じていた。
それに桜子もつくしへの恋愛指南に抜かりがない。
しかし何故に紺野と桜子はここまでつくしのことを気にかけるのか。
見るに見かねてというのか。ほっとけないというのか。
確かにつくしはそう言ったキャラクターなのかもしれない。
仕事は出来るが恋愛にはまったく無防備で無頓着だった女。そんな女のこれまでの恋愛事情は、いつもフェードアウト。誰かが気にしてやらなければ、せっかくの恋も駄目になるのではないか?そんなところが二人を惹きつけるのかもしれない。
それに何しろ相手は道明寺司だ。そんな男との恋愛に二人が興味を持たないはずがない。
「牧野先輩。本物の愛は喜びと共に苦痛も伴いますからね」
喜びと苦痛...
桜子のこの言葉には二つの意味があると思えるのは考え過ぎなのだろうか。
確かに恋愛には色々とあるはずだ。二人の価値観が違うとか、食べ物の好みが違うとか、見たい映画が違うとか。
「苦痛だと感じるのは初めだけですから。仕事でもそうですよね?新しいことをイチから覚えるのは苦痛だと感じます。でも一度習得してしまえば大丈夫です。要するに慣れですから」
習得してしまえば慣れるという桜子。
「な、慣れ?」
やはり桜子が言う喜びと苦痛はつくしが考えていたものとは違ったようだ。
と、なるともうひとつの方の話だ。
「そうです。慣れです。でもその行為は絆を深める行為でもあるんです。その行為なんて言いましたが、わかりますよね?」
「いくらあたしだって、そ、そのくらいわかるわよ」
言いながらつくしは赤くなる。
「そうですか。それならいいんです。でも先輩は・・はじめてですからね。それに相手はあの道明寺さんですから・・」
何故か桜子の頬まで赤らんだ。
「先輩はその段階にたどり着くまでは時間がかかりそうですよね?間違っても先輩が道明寺さんに抱いて欲しいなんて言うはずもないし、まずは道明寺さんを見つめるところから始めて下さい。見つめ合うという行為も大切な前戯ですからね?」
つくしは口に運んだコーヒーが気管に入りそうになった。
「・・・ぜ、前戯って・・」
「そうですよ。前戯なんです。いいですか?必要以上に見つめて下さいね。先輩の場合、顔が赤くなるのは仕方がありませんが、それでもいいです。二人っきりの状態じゃなくても、とにかく見つめて下さい。動物はまずそうやって愛を深めて行くんですから」
つくしはそんなものなのかと思いながらも、桜子の動物についての知識に聞かずにはいられなかった。もしかして桜子の今の男は動物学の権威か?
「桜子、ちょっと聞くけど、あんたいつから動物博士になったの?」
桜子は眉根を寄せ、呆れ顔で言った。
「なに言ってるんですか!そんなのあたり前ですよ?視線を交わすところから愛が始まるんです。見つめ合ってこそ愛し合っている証拠じゃないですか。結婚して何十年も経った夫婦が視線を合わすことなく生活してることもありますけど、そうなったらもう終わりです。いいですか?幾つになっても男は男。女は女でいるべきなんです。相手に興味を感じなくなってしまったらおしまいですからね?そんなことより道明寺さんは先輩が経験のないことをご存知なんですよね?」
「・・うん」
「それならいいじゃないですか。先輩は情熱を込めて、熱い視線で道明寺さんを見つめればいいんです。あとは道明寺さんに任せておけば心配ないですから。何しろ先輩の運命の相手はあの道明寺司なんですから!」
あの道明寺司・・。
ワインに例えれば芳醇で贅沢な味わいと言える男だ。
だからと言って誰もが味わえる男ではないという桜子。
その運命の相手と共に、現在進行中の仕事は道明寺社のワイン広告だ。
ワインの知識が殆ど無かったつくしだが、司に連れられカリフォルニアまで行った甲斐もあり、人並みには知識を付けたはずだ。だが道明寺が言うには、本当に美味いワインに出会えば、生半可な知識は邪魔だと言った。自分の舌を信じて飲めばいいという男。経験がある人間の言葉は違うと思った。でもつくしはそこまでの経験がない。色んな意味で。
商品のターゲット層が上がったことにより、大人の女性向けとなった広告。
当然クライアントの意向が第一だ。もちろん担当者である道明寺の意見が一番重要になる。
「俺はもっと色気のあるショットがいいと思うが?」
会議の場で発言する男を見つめるつくし。
桜子の教えを実践中だ。
視線に気づいた男はつくしを見ると微笑んだ。
「どう思う?牧野主任」
「えっ?ええ...そうですね。ターゲット層が変わりましたのでもっと大人っぽいものでもいいと思います」
「そうか。ではこれを読んで、意見を聞かせて欲しい」
口元に笑みを浮かべ、司は革の書類ばさみをつくしへ手渡した。
「....これは?」
つくしが開いた革の書類ばさみ。
その中にあったのは司の思い描いているテレビコマーシャル用の絵コンテだ。
「俺が思う広告の絵だ。イメージは洗練された大人の男女だ。どう思う?」

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会社でも道明寺社でも二人のことが話題に上らないのは、紺野から聞いた通りだと思ったが、思えば人に命じることが出来る人間が公私を混同しないはずがない。それが出来るなら誰でもそうしたいはずだ。ただ、それが表立ってのものなのか、そうでないのかだけで、やはり権力がある男は違う。社長が飛んで来たという話も、道明寺が何か言ったに違いない。
つくしの頭の中で繰り返される言葉がある。
『俺がじっくり教えてやるから』
その先に続く言葉を思い出すだけで、舞い上がってしまうのだからどうしようもない。
考え過ぎだとわかっている。それに自分が長年お堅すぎたのもわかっている。
いつの間にか30歳を過ぎ、世間から見れば仕事に生きる女と思われ、高く堅い壁がつくしの周りに築かれてしまっていたとしても、その堅い壁を乗り越えることは出来るはずだ。
それに好きで築いた壁ではない。
滋や桜子から早く男を見つけろと言われ、そんな友人達からの紹介と、自らの仕事のチャンスで巡り逢った相手が同じだということに驚いたが、これもひとつの運命なのかもしれない。
道明寺は運命だと言った二人の出会い。
運命を信じるか信じないかは別として、つくしは司とつき合いはじめ、どこか自分が変わったような気がしていた。
つくしは一緒に仕事をするにあたり、やはり公私混同は避けたいという思いがあった。
だが、そうはいかないようだ。避けたくても避けてくれないのだから、どうしようもない。
何しろ避けたい話題を平気で口にするのはつくしの部下なのだから。
紺野の態度は相変わらずで、色々と言って来るが受け流そうとしてもそうはいかなかった。
「主任。道明寺支社長は牧野主任の中身が好きなんですね?」
中身とは?
卵の黄身や白身じゃあるまいし、どうせなら内面と言って欲しい。
それにしても社外秘、そして社内でマル秘扱いの二人のことを気楽に話しが出来るのは紺野だけだ。その紺野は抱えていた箱をつくしに差し出した。
「さすが道明寺支社長です。人間の内面を重視する。それに花のセンスも抜群です!主任、さっきこの花がメープルから配達されて来たそうですよ?」
まるでつくしの思いが伝わったかのような内面という言葉。
もしかして、また何か口にしていただろうか?
紺野がつくしに差し出したのは、箱に入れられた花束だ。
つくしは花束なんて今まで誰からもらったことがない。そんなつくしの元に届いたのは、真っ赤なバラの花束。長い茎の上部には3分咲きほどの花と、まだ蕾の状態の花があった。
それに箱入りの花束というだけのことはある。誰が見ても高級品だとわかるような代物だ。
露に濡れたようなしっとりとした状態の蕾も、やがて見事な花を咲かせることだろう。
「主任。なにかあったんですか?道明寺支社長が花を贈ってくるなんて」
「な、なにもないわよ!」
つくしは否定したが、紺野は信じていない。
何しろ社内ではつくしと司の交際は公然の秘密なのだから。
「それも情熱を表すような赤いバラですよ!ちなみに赤いバラの花言葉は熱烈な恋ですからね?」
二人の近くに座る人間は、自分たちが聞きたいことを紺野が聞いてくれるとばかり、耳をそばだてている。
「何もないなんて嘘でしょ?じゃあどうして支社長から花が贈られて来たんですか?」
「...そ、それは...ワインよ!赤ワインの話になって、もし広告に載せるなら何色のバラの花を添えたら似合うかって話しになって...そうしたら道明寺が...」
実際二人で食事をしたとき、そんな会話が出た。
だがまさか会社にバラの花束が届くとは考えもしなかった。
「主任!道明寺支社長のこと、″道明寺″なんて呼び捨てなんですかっ?」
テンションの高い声はフロアにまる聞えではないかと思えるほどだ。
「ちょっと!紺野君声が大きいから・・」
つくしはしまったと思った。つくし自身の声の方が大きくなっていたからだ。
周りからの視線が痛い。
紺野はそんなつくしの声を無視して話を継いだ。
「道明寺支社長のことを道明寺なんて呼べるなんて...僕、主任が羨ましすぎて眩暈がしそうです!」
出来れば二人のことは知らんぷりして欲しいというのに、紺野の発言につくしの方が眩暈を感じていた。
それに桜子もつくしへの恋愛指南に抜かりがない。
しかし何故に紺野と桜子はここまでつくしのことを気にかけるのか。
見るに見かねてというのか。ほっとけないというのか。
確かにつくしはそう言ったキャラクターなのかもしれない。
仕事は出来るが恋愛にはまったく無防備で無頓着だった女。そんな女のこれまでの恋愛事情は、いつもフェードアウト。誰かが気にしてやらなければ、せっかくの恋も駄目になるのではないか?そんなところが二人を惹きつけるのかもしれない。
それに何しろ相手は道明寺司だ。そんな男との恋愛に二人が興味を持たないはずがない。
「牧野先輩。本物の愛は喜びと共に苦痛も伴いますからね」
喜びと苦痛...
桜子のこの言葉には二つの意味があると思えるのは考え過ぎなのだろうか。
確かに恋愛には色々とあるはずだ。二人の価値観が違うとか、食べ物の好みが違うとか、見たい映画が違うとか。
「苦痛だと感じるのは初めだけですから。仕事でもそうですよね?新しいことをイチから覚えるのは苦痛だと感じます。でも一度習得してしまえば大丈夫です。要するに慣れですから」
習得してしまえば慣れるという桜子。
「な、慣れ?」
やはり桜子が言う喜びと苦痛はつくしが考えていたものとは違ったようだ。
と、なるともうひとつの方の話だ。
「そうです。慣れです。でもその行為は絆を深める行為でもあるんです。その行為なんて言いましたが、わかりますよね?」
「いくらあたしだって、そ、そのくらいわかるわよ」
言いながらつくしは赤くなる。
「そうですか。それならいいんです。でも先輩は・・はじめてですからね。それに相手はあの道明寺さんですから・・」
何故か桜子の頬まで赤らんだ。
「先輩はその段階にたどり着くまでは時間がかかりそうですよね?間違っても先輩が道明寺さんに抱いて欲しいなんて言うはずもないし、まずは道明寺さんを見つめるところから始めて下さい。見つめ合うという行為も大切な前戯ですからね?」
つくしは口に運んだコーヒーが気管に入りそうになった。
「・・・ぜ、前戯って・・」
「そうですよ。前戯なんです。いいですか?必要以上に見つめて下さいね。先輩の場合、顔が赤くなるのは仕方がありませんが、それでもいいです。二人っきりの状態じゃなくても、とにかく見つめて下さい。動物はまずそうやって愛を深めて行くんですから」
つくしはそんなものなのかと思いながらも、桜子の動物についての知識に聞かずにはいられなかった。もしかして桜子の今の男は動物学の権威か?
「桜子、ちょっと聞くけど、あんたいつから動物博士になったの?」
桜子は眉根を寄せ、呆れ顔で言った。
「なに言ってるんですか!そんなのあたり前ですよ?視線を交わすところから愛が始まるんです。見つめ合ってこそ愛し合っている証拠じゃないですか。結婚して何十年も経った夫婦が視線を合わすことなく生活してることもありますけど、そうなったらもう終わりです。いいですか?幾つになっても男は男。女は女でいるべきなんです。相手に興味を感じなくなってしまったらおしまいですからね?そんなことより道明寺さんは先輩が経験のないことをご存知なんですよね?」
「・・うん」
「それならいいじゃないですか。先輩は情熱を込めて、熱い視線で道明寺さんを見つめればいいんです。あとは道明寺さんに任せておけば心配ないですから。何しろ先輩の運命の相手はあの道明寺司なんですから!」
あの道明寺司・・。
ワインに例えれば芳醇で贅沢な味わいと言える男だ。
だからと言って誰もが味わえる男ではないという桜子。
その運命の相手と共に、現在進行中の仕事は道明寺社のワイン広告だ。
ワインの知識が殆ど無かったつくしだが、司に連れられカリフォルニアまで行った甲斐もあり、人並みには知識を付けたはずだ。だが道明寺が言うには、本当に美味いワインに出会えば、生半可な知識は邪魔だと言った。自分の舌を信じて飲めばいいという男。経験がある人間の言葉は違うと思った。でもつくしはそこまでの経験がない。色んな意味で。
商品のターゲット層が上がったことにより、大人の女性向けとなった広告。
当然クライアントの意向が第一だ。もちろん担当者である道明寺の意見が一番重要になる。
「俺はもっと色気のあるショットがいいと思うが?」
会議の場で発言する男を見つめるつくし。
桜子の教えを実践中だ。
視線に気づいた男はつくしを見ると微笑んだ。
「どう思う?牧野主任」
「えっ?ええ...そうですね。ターゲット層が変わりましたのでもっと大人っぽいものでもいいと思います」
「そうか。ではこれを読んで、意見を聞かせて欲しい」
口元に笑みを浮かべ、司は革の書類ばさみをつくしへ手渡した。
「....これは?」
つくしが開いた革の書類ばさみ。
その中にあったのは司の思い描いているテレビコマーシャル用の絵コンテだ。
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コメント
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司**LOVE様
こんにちは^^
年末年始のお休みの反動が来たかのような一日の終わりでした。
休みボケですね(笑)そして明日から三連休。週明けから学校も始まりますね。
紺野君も桜子も心配なんです。なにしろ、あの牧野主任ですから!
桜子から見ればつくしの恋愛偏差値なんて低すぎてお話にならないんです(笑)
つくしも求められればいつでも・・というつもりでいるのではないでしょうか?(笑)
司の考えた絵コンテ。大人の男女をイメージしている・・
さて、どんな絵なんでしょう・・倫理上問題があると困りますので、その辺りは考えていることでしょう(笑)
これから寒さが一段と厳しくなりそうです。司**LOVE様もお体にはお気を付けて下さいね。
コメント有難うございました^^
こんにちは^^
年末年始のお休みの反動が来たかのような一日の終わりでした。
休みボケですね(笑)そして明日から三連休。週明けから学校も始まりますね。
紺野君も桜子も心配なんです。なにしろ、あの牧野主任ですから!
桜子から見ればつくしの恋愛偏差値なんて低すぎてお話にならないんです(笑)
つくしも求められればいつでも・・というつもりでいるのではないでしょうか?(笑)
司の考えた絵コンテ。大人の男女をイメージしている・・
さて、どんな絵なんでしょう・・倫理上問題があると困りますので、その辺りは考えていることでしょう(笑)
これから寒さが一段と厳しくなりそうです。司**LOVE様もお体にはお気を付けて下さいね。
コメント有難うございました^^
アカシア
2017.01.06 22:34 | 編集

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さと**ん様
紺野くんと牧野主任の会話はギャグ漫画!(笑)
そうですよね。そうなんです。このふたり年が離れていますし、男女なのに何故かこの会話です。
>【本当に美味いワインに出会ったら、生半可な知識は邪魔だ。自分の舌を信じて飲めばいい。】
司の言葉に深い意味を感じ取って下さってありがとうございます。
司、ワインに例えましたが、確かにつくしのことを言いたかったのかもしれません。
恋愛に先入観は必要ないと言いたいのかもしれません。
ベテランと初心者の違いを見せつけましたね(笑)
赤玉パンチ。懐かしいですね。
瓶の形が洒落ていましたが、さと**ん様、修学旅行に?( ゚Д゚)
紺野君みたいな生徒に告発されて大騒ぎ?(笑)
「道明寺支社長!さと**んさんが会議中なのに酒飲んでます!」by紺野。
「なんだと!さと**ん社員!おまえ会議を舐めてるのか!舐めるなら俺の・・・を舐めろ!」
あ、紺野君も司も暴走しましたね。新年早々失礼いたしました。m(__)m
昔のことを思い出すと老化の始まり・・・(笑)
確かにそれは言えますねぇ。新しい事を覚えるのは大変ですが、昔学んだことなら今でもはっきりと言える!
若いうちに勉強しろの意味がよく分かる昨今です。
コメント有難うございました^^
紺野くんと牧野主任の会話はギャグ漫画!(笑)
そうですよね。そうなんです。このふたり年が離れていますし、男女なのに何故かこの会話です。
>【本当に美味いワインに出会ったら、生半可な知識は邪魔だ。自分の舌を信じて飲めばいい。】
司の言葉に深い意味を感じ取って下さってありがとうございます。
司、ワインに例えましたが、確かにつくしのことを言いたかったのかもしれません。
恋愛に先入観は必要ないと言いたいのかもしれません。
ベテランと初心者の違いを見せつけましたね(笑)
赤玉パンチ。懐かしいですね。
瓶の形が洒落ていましたが、さと**ん様、修学旅行に?( ゚Д゚)
紺野君みたいな生徒に告発されて大騒ぎ?(笑)
「道明寺支社長!さと**んさんが会議中なのに酒飲んでます!」by紺野。
「なんだと!さと**ん社員!おまえ会議を舐めてるのか!舐めるなら俺の・・・を舐めろ!」
あ、紺野君も司も暴走しましたね。新年早々失礼いたしました。m(__)m
昔のことを思い出すと老化の始まり・・・(笑)
確かにそれは言えますねぇ。新しい事を覚えるのは大変ですが、昔学んだことなら今でもはっきりと言える!
若いうちに勉強しろの意味がよく分かる昨今です。
コメント有難うございました^^
アカシア
2017.01.07 19:52 | 編集

マ**チ様
こんばんは^^
昨夜は夜更かし同盟出来ませんでした。
しかし、今回のお話も切れ味抜群ですね。紺野君と西田さんと支社長の会話。
お腹を抱えて笑いました。支社長にボロボロにされる紺野君の絵。
もちろん、えっと・・(´艸`*)
勝手に司のチャックを下げる紺野!!「こらっ!」(笑)
しかし、紺野君と西田室長の会話が素晴らしい!
collecter司のマグナムを打ち込んでもらいたい紺野君!
そしてその紺野をウマ(未確認生物)だと言う司(≧▽≦)それをUMAと正す西田さん。
紺野君、しかしどこまでも支社長に追いすがりますね。Collecterに登場する?(笑)
絶対司に撃たれますね(笑)それも西田さんの言うとおり跡形もなくですね(笑)
今年もマ**チ様のお話を楽しみにさせて頂きます。時々と仰らずいつでもOK!!です。
あっ!絵コンテ。マ**チ様が以前ご提案下さった案で行こうかと思っています。
絵コンテで 「How to S○X 」!(笑)「やり方くらいは知ってます」とつくしに言われた司の顔。
どんな顔しするんでしょうね(笑)楽しいお話ありがとうございます。大爆笑でした。^^
コメント有難うございました^^
こんばんは^^
昨夜は夜更かし同盟出来ませんでした。
しかし、今回のお話も切れ味抜群ですね。紺野君と西田さんと支社長の会話。
お腹を抱えて笑いました。支社長にボロボロにされる紺野君の絵。
もちろん、えっと・・(´艸`*)
勝手に司のチャックを下げる紺野!!「こらっ!」(笑)
しかし、紺野君と西田室長の会話が素晴らしい!
collecter司のマグナムを打ち込んでもらいたい紺野君!
そしてその紺野をウマ(未確認生物)だと言う司(≧▽≦)それをUMAと正す西田さん。
紺野君、しかしどこまでも支社長に追いすがりますね。Collecterに登場する?(笑)
絶対司に撃たれますね(笑)それも西田さんの言うとおり跡形もなくですね(笑)
今年もマ**チ様のお話を楽しみにさせて頂きます。時々と仰らずいつでもOK!!です。
あっ!絵コンテ。マ**チ様が以前ご提案下さった案で行こうかと思っています。
絵コンテで 「How to S○X 」!(笑)「やり方くらいは知ってます」とつくしに言われた司の顔。
どんな顔しするんでしょうね(笑)楽しいお話ありがとうございます。大爆笑でした。^^
コメント有難うございました^^
アカシア
2017.01.07 20:08 | 編集
