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2016
08.15

乾いた風 後編

Category: 乾いた風 (完)
風は緑色の木々をさわさわと揺らし続けていた。

夜が明けたばかりの時間、海岸線を走る一台の車がいた。
ドライブをするには申し分のない朝だった。
時間が早いせいかカーブが続く山道の海岸線はまだ車も少ない。
司はこの時間にこの場所をドライブするのが好きだった。
幌は後ろへと取り払われ、風を感じて走れるこの車は男のお気に入りだ。

海の香りを深く吸い込み、風を受けて走る。朝の空気はひんやりとして穏やかで心地いい。
頭上に広がる空は、白み始めたばかりでまだいつもの碧い空ではなかった。
陽の光を受ければコバルトブルーに輝く深い海は、まだその色を見せてはくれない。
そこはまだ暗い水面が見えるだけだ。


つくしと過ごした遠い日々の記憶が脳裏をよぎる。
すでに人生の大半が過ぎてしまったが、それでも司にはまだやり残したことがあった。

自分の人生が今と違うものだったらどんな人生だったんだ?
どうしてこんな家に生まれて来てしまったのだろうか?
今さらながらそう思った。

二人のいた場所は、いつまでもこのままの風景で時を重ねて行くのだろう。
ギリシャ神話の神々がいた頃と変わらないまま永遠を刻み過行く場所。

もう二度とあの場所には戻れない。

だが、これから二人で生きて行く場所は誰にも邪魔はさせない。
そこは永遠という時が過ぎていくだけの場所で、もう決して二人が離れることがない場所だから・・・
長い間、胸を引き裂かれるような思いを抱えて生きてきたがそれも今日が最後だ。
見えない鎖につながれていた人生はもう終わったはずだ。
いつまでも誰かの飼い犬でいるつもりはない。
一度は彼女から顔をそむけることをした。遠ざかろうともした。
だが司はつくしと再会した。離れていたと思っていた間も、二人の間は見えない透明な糸で繋がれていて、一度結ばれた糸は決して切れることはなかった。
再会して失っていた心を取り戻したとき、愛があったあの頃がよみがえった。
彼女に出会うまでは夢も希望も見いだせなかったあの頃の思い。
生きる希望を手にした瞬間は今まで忘れたことはなかった。

人は思いがけないことに出会うものだが、司とつくしの出会いがまさにそうだった。ほんの少しの偶然が二人の人生の歯車を噛み合わせた。だがこの10年、ほんの少しで避けられた運命の悪戯が二人のうえに降りかかってきたとしか言えなかった。



人の縁は運命なのか?
運命だとしても与えられるものを黙って享受するだけではないはずだ。
運命とは自分の前に示されたものを選んでいくことだ。
あのときの二人にはそれぞれ示された選択肢があった。その中で選んだのは別れるということだ。あの別れは自らが選んだ別れだった。
だからこそ二人はあの選択は間違いだったと新しい運命を選んだ。
お互いに間違った選択はもうしたくない。
これからたとえどんな困難が待ち受けていたとしても、彼らは自分たちが選んだ道を前へと進むしかなかった。

二人はひとつの橋を渡った。
その橋は渡ると同時に崩れ落ち、もう後戻りは出来なかった。
どちらにしてももう戻るつもりはなかったから構わない。
逆に誰もその橋を渡ってこちらへ来ることが出来ないのだから丁度いいくらいだ。

遠い昔、橋を渡るということがどれだけ大変だということか経験したことがあった。
それは互いが暮らす世界を結ぶ細い橋。その橋は非常に困難な橋で、誰でも渡れるような橋では無かった。橋はたった一本。その橋を渡り切れず落ちるということは、もう二度と向うの世界へは渡れないということだ。

一度は二人で手を取りその橋を渡った。

だからまた渡ればいい。

失っていたものを取り戻した今、心の底に流れていた哀しみはもうなかった。




カーブが続く山道の運転は気が抜けない。
一方は断崖で、もう一方は岩の壁だ。
何度目かのカーブで対向車が来た。
ハンドルを戻すとタイヤがきしんだ。
次のカーブは生い茂る木々が見通しを悪くしていた。
だが対向車は来なかった。



耳許に聞こえるのは、かすかな風の音と低い車のエンジン音以外他にはない。
心を決めるときが近づいていた。感情を無くし生きてきた人生は愛も憎しみも無くしていた。だがこれまでなんの意味も持たなかった人生は、今ここから新しく生まれ変わろうとしていた。

司は隣に座る女性の手を握りしめた。
ぎゅっと力強く握り返された彼の大きな手。

この手を離さないで・・・

この手をとって連れていって・・

不安なんてないから。
離れていたのは体だけだったんだから、これからは心も体もずっと一緒でしょ?
二人はこれからずっと一緒なのよね?
そう語りかけてきた彼女の小さな手。


その瞬間、彼の心の中に湧き上がったのは解放感に満ち溢れた思い。
二度と感じることがないと思っていた感情が甦った瞬間、司は微笑むとつくしの手を強く握り返した。感傷が入り込むことが無かった彼の人生に再び灯された光がその手の中にあった。

二人の心は同じ方向を向いていた。



司は黙ったままアクセルを踏み込んだ。






彼は空を飛んでいる夢を見た。
ずっと昔からそんな夢を見ていた。
すべてを捨てて彼女と一緒に遠くへと飛び立つ夢。
長い間、心に残っていたしこりも今はもう溶けて無くなっていた。
いま、感じられるのは全身の力が抜け、心が解放されたという思いだけ。

目の前に広がるのは何もない空間。

太陽はまだ完全に顔を見せてはいない。
風は遠くアフリカ大陸から吹き寄せる風。

そして切り立った断崖に打ち寄せる波の砕ける音。

二人の耳に届いていたのは、ただそれだけだった。



















「車は・・?司の車が見つかったというのは本当ですか?」
類は尋ねた。

「残念ですがあまりいい状況ではありません。車だけは見つかりましたが、運転していた人間は見つかりませんでした」

二人の友人たちは警官の説明を静かに聞いていた。

「残念ですが、ここから落ちたら助かりませんよ」

見るも無残なほど、ぐしゃぐしゃにつぶれた金属の残骸が、トラックの荷台に乗せられて運ばれていくのが見えた。

「ブレーキをかけた形跡がありませんでしたので、運転を誤ったのか・・それとも・・」
警官は言葉を濁した。
「まあ、事件性はないと思います。ですが一応調べますが・・」
「もし・・・道明寺さんと牧野さんが・・見つかればご連絡いたします」

通訳を介して伝えられた言葉。
警官はそれだけ言うと大股で歩き去った。

現実離れした空間がそこにはあった。
誰もが信じられない。信じたくないという思い。
だが確かめなくてはならない。
それはここにいる誰もがそう考えているはずだ。

「な、なんで・・どうしてなのよっ!つかさ・・」
わっと声を上げて滋は泣き出した。
「先輩・・どうして?道明寺さんも・・どうしてなんですか?二人とも・・どうして・・」
「つ、つくしぃ・・なんで・・・どうしてよっ!あんたたち・・なんで・・どうして・・」

あきらは二人の女性の悲しみに暮れる顔を見ているのが辛かった。
彼も自分の幼い頃からの親友が事故にあったと聞いて信じられない思いがしていた。
ましてや、ここにいる誰もが二人の関係に心を痛めながらも見守ってきただけに、今の状況が信じられないという思いだ。

「なんで・・つ、つくし・・」

総二郎は泣き崩れた優紀の傍にしゃがみこむと優しく肩を抱いた。

「優紀ちゃん、車に戻ろう。あとは警察が・・」
唇を噛み締めると何か言いたそうに類を見た。

「類・・」


類は海を見つめながら、どこか無表情に見えたが蒼ざめたような顔で親友が車ごと落ちたという場所に立ちすくんでいた。

「悪いが先に行ってくれないか?」

類はその場にとどまると、ヘリコプターが海上を捜索している様子を眺めているしかなかった。




司と牧野の乗った車が崖から転落した。
その連絡を受けたのは類だ。


リアス式海岸は切り立った断崖だ。ほぼ垂直な斜面は勾配がきつ過ぎて人が登ることは出来ない。眼下に広がる海の潮流は早くはないが水深は深い。

彼らを最後に見た人間は、最後の目撃者は誰だったのか。

『 彼はお金では買えないのよ 』

誰かがそんな言葉を言っていたのを思い出していた。

類が地元の警察から連絡を受けたのは理由がある。
つくしがイタリアへ移住するにあたって類が彼女の身元引受人となっていたからだ。
彼はフィレンツェにある自分名義のワイナリーを訪れることが多く、この国での事業経験も長い。そんな実績が彼にイタリアでの信用を与えていた。

牧野が司と会うだけのために、この国へ移り住むと聞いたとき、正直驚いた。
でもあの二人は一生離れられない運命にあることはわかっていた。
それは二人が出会ったあの頃に結ばれた縁だから。
司がいつだったか俺に聞いたことがあった。
今度はいつイタリアへ行くんだ?どのくらい滞在するんだ?
あの時は単なる興味半分で聞いたのだとしか思っていなかった。
あの頃の司はアメリカ人の妻と別れようとしていたが、離婚が成立したとは聞いていない。

「俺に立ち会って欲しかったんだね」小さく呟かれた言葉。

司が類に手紙を書き、投函したのがちょうど1週間前。
手紙に書かれていたのは、イタリアで牧野と暮らし始めたという内容だった。
電子メールは使わず、わざわざ手紙を書いていた司。
文章を考えたという手紙ではなかった。
この手紙は司の魂から出た想いだろう。
過去を振り返ることなく、前を向いて歩くとだけ書いてあった。
二人はこの土地で少なくとも幸せだったようだ。
想いのままに綴られた手紙が類の手元に届いたとき、二人の気持ちは決まっていたのだろう。

司と牧野の愛は海の底にあるのかもしれない。
それは海の底でしか得ることが出来ない。
深く、濃い青の暗い海の底でしか。
海はどこまでも広がっていて果てしない。
二人はこれからどこへでも自由にいけるはずだ。
二人で永遠の旅に出よう。
何もかも捨て、もう誰にも邪魔されない二人だけの世界へ。
あの二人はそんな会話を交わしたのかもしれない。

「司、閉じた瞼の裏に見えたのは幸福の情景だったんだろ?」


類は碧い空を見上げた。
この場所は世界で最も美しいと言われる海岸アマルフィ。
空は碧く、高く、海は紺碧で深い。
それはラピスラズリの色と同じ。


つくしの家に残されたラピスラズリのふたつの指輪。
内側に刻まれていたのは

You belong to me forever
『 おまえは永遠に俺のもの 』

I belong to you forever
『 わたしは永遠にあなたのもの 』

「司、牧野。この指輪、忘れてるよ」

類はふたつの指輪を握りしめ、大きく腕を振りかぶると紺碧の海へと投げ込んだ。

決して離れないようにと糸でしっかりと結ばれていた指輪。

「メッセージは確かに受け取ったよ、司」

手紙と一緒に同封されていたのは、フィレンツェにある類のワイナリーの写真。
その写真に写っているのは、四人の男と一人の女。


「もう二度と会うことはないんだね」

「わかってる。二人がどこにいようと幸せなんだってことは・・」

「さようなら。ふたりとも・・」



















空港に一組の男女が降り立った。
一人は小柄な東洋人の女で、もう一人もおそらく東洋人と思われる男だが、それにしては顔の造作が深い。
手に持つ荷物は最小限だが、洋服と持ち物はいい物だということはひと目でわかる。
二人の顔にはうっすらとほほ笑みが浮かんでいた。
その顔を友人が見たらなんと言っただろう。
長い間見ることが無かった彼らのほほ笑み。

それは決してうわべだけのほほ笑みではない。
魂が込められたほほ笑みだ。

迎えの車は二人を乗せるとスピードを上げて行く。
この場所は時がゆっくりと流れて行く場所で、時間の経過は過行くままだ。
二人が新しい人生を歩むことに決めた場所に、他人は必要ない。
一緒に過ごしたかった人生の大半を別々の場所で生きなければならなかった二人。
これからはたとえ名前が慣れ親しんだものと違ったとしても、二度と友人たちに会えなくても、二度と家族に会えなくても、そして二度と祖国の土を踏むことが出来なくても・・

そんなことはこの二人には関係は無い。

これまでの人生はすべて捨て去ってここに来た。

二人で一緒に過ごすことが出来れば、それだけで幸せなのだから。


そんな二人の指には、真新しい指輪が南国の太陽を浴びて輝いていた。








< 完 >  *乾いた風*

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コメント
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dot 2016.08.15 00:37 | 編集
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dot 2016.08.15 01:05 | 編集
このコメントは管理者の承認待ちです
dot 2016.08.15 01:59 | 編集
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dot 2016.08.15 02:02 | 編集
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dot 2016.08.15 02:55 | 編集
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dot 2016.08.15 05:06 | 編集
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dot 2016.08.15 10:57 | 編集
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dot 2016.08.15 12:46 | 編集
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dot 2016.08.15 16:08 | 編集
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dot 2016.08.15 18:08 | 編集
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dot 2016.08.15 20:09 | 編集
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dot 2016.08.15 20:33 | 編集
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dot 2016.08.15 23:53 | 編集
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dot 2016.08.16 18:45 | 編集
司×**OVE様
後編。終わりました!
事故に遭うと思われましたか!皆さん同じようなご感想です。
が、その先がありました。
類は気づいていたと思います。ですが誰にも言わないと思います。
>愛人から最後は愛する人に戻った・・
長かった年月を考えれば二人のこれからはどんな人生なのでしょうね?
それを考えるもの面白いかもしれませんね(笑)
「愛人」お題は重かったです(笑)
コメント有難うございました^^
アカシアdot 2016.08.17 01:03 | 編集
サ*ラ様
心中したかと・・
いえ、これからは別人として生きて行くことになりました。
離れ離れはねぇ・・可哀想ですから。
心中エンド・・究極の愛ですが残された人生、限りある命を二人で分かち合いながら生きることの方がいいと感じたのでしょうね。
二度と親しい人々に会えなくても、祖国の土を踏まなくても、それでも愛する人と一緒にいたい。
二人の残りの人生は自由に生きてもらいたいですね(笑)二度と離れることはありません。そう信じています。
コメント有難うございました^^
アカシアdot 2016.08.17 01:09 | 編集
お*様
ちょっと驚かせてしまいましたね(笑)
安心して下さい。生きてます。大丈夫です(笑)
アカシアdot 2016.08.17 01:16 | 編集
Gip**räuter様
嫌な予感・・当たらなくて良かったです(笑)
最後まで読んで胸を撫で下ろして頂けたんですね?
二人のことは秘密です。ですが類君は恐らくわかっていると思われます。
つくしのことをよくわかっていると自負していましたので(笑)
二人で生きていける場所ならどこでもいい・・
その結果がこうなりました^^
コメント有難うございました^^
アカシアdot 2016.08.17 01:21 | 編集
チビ**ママ様
オリンピックも見ながらこちらもお読み頂きありがとうございました。
全ての人を欺いても二人の愛を貫くことを選びました。
何しろお題が「愛人」ですからどうしても重くなりがちですが二人の絆は繋がっていました。
心に残るお話・・有難うございます。
二人、今度こそ幸せになって欲しいですね!アカシアもそう思います。
コメント有難うございました^^

アカシアdot 2016.08.17 01:29 | 編集
as**ana様
愛人の愛の物語となりました。
美しく仕上げてみましたが、ドロドロが良かったですか?(笑)
ドロドロは司が嫌がったので止めました。
忍ぶ恋もいいのですが互いの愛に生きることにしたようです。
コメント有難うございました^^
アカシアdot 2016.08.17 01:34 | 編集
た*さ様
素晴らしいです。あとがきを書くまでもなく、熱く乾いた風を感じて頂けたのですね?伝わって嬉しいです。読み取って頂きありがとうございます。心が揺さぶられ・・そうでしたか。
壮大さを感じて頂けたとのこと、嬉しいです。
感無量・・ありがとうございましたm(__)m切ない中にも愛を感じて頂けたらと思います。
拍手コメントありがとうございました^^
アカシアdot 2016.08.17 01:42 | 編集
ま**ん様
びっくりしました?そうですよね。皆様同じご感想が・・
生きて幸せになりたい・・幸せになって欲しい。
ただその思いです。
ええ。勿論これから先は二人幸せに暮らすはずです。
全てを捨てて別人として生きますがそれが彼らの選んだ幸せへの選択でした。
アマルフィと紺碧の地中海のつかつく。楽しんでいただけてよかったです。
コメント有難うございました^^
アカシアdot 2016.08.17 01:48 | 編集
イ*ン様
>映画を見ているよう・・
ありがとうございますm(__)m
遠い昔訪れたイタリアを思い浮かべながら書きました。
地中海ってどうしてあんなに青が深いんでしょうね?
そんな地中海に面した街に暮らす司とつくし。
短くも美しい二人の世界だったと思います。
ラストシーンは結末です。
二人は新しい人生を歩むことに決め交通事故を偽装しましたが、推理物ではありません。
新しい人生を歩むのに他人は必要がないと決めた二人です。幸せだといいのですが・・・
コメント有難うございました^^
アカシアdot 2016.08.17 01:56 | 編集
ka**i様
まさかの心中・・皆様同じようなご感想ですがご安心下さい。
生きてます。全てを捨てて別人として生きることにしました。二人だけの世界で誰にも邪魔をされることなく堂々と愛し合えるんです。愛は一途です。大人の純愛となりました。愛人のままでは可哀想ですからねぇ。類は恐らく知っています。が、誰にも言わないでしょうね。愛人ですが一応ハッピーエンド・・です。切なく始まりましたが、最後はホッとして頂けて良かったです^^
コメント有難うございました^^
アカシアdot 2016.08.17 02:01 | 編集
す*様
泣けちゃいましたか・・ごめんなさい。
えーっと拙宅のお話で悲しげなシーン・・最近では「情景」でしょうか?まさか御曹司ではないですよね?あれはエロ坊ちゃんですから(笑)
崖から転落・・そうですよね、皆さん悪い方向に考えますよね?
ですがご安心下さい。生きて幸せに暮らしていますよ。
名前は違うと思いますが、二人で新しい人生を歩んでいることでしょう。
つかつく大好きですか?同じくです(笑)この二人には是非幸せになってもらいたいです!
コメント有難うございました^^
アカシアdot 2016.08.17 02:09 | 編集
こ**る様
今回は悲恋でした。が、ハッピーエンドに締めました。
目頭を熱くして頂きありがとうございました。
一途なふたり、大好きです。(≧▽≦)
そうなんです。全てを捨てて二人一緒になることを決めました。
身分違いの恋もこの二人は乗り越えるんです。硬い絆で結ばれた運命のふたりです。
ご安心下さい。今頃は仲良く暮らしていると思います。
コメント有難うございました^^
アカシアdot 2016.08.17 02:14 | 編集
ナ*シー様
朝から泣いて・・
三度読み返して全て泣いて頂けたなんて・・ありがとうございました。
ええ。幸せに暮らしているはずです。全てを捨て去って選んだ恋ですから死ぬまで離れません。
魂の叫びが二人を引き寄せたんでしょうね。
拙宅の「愛人」こんな感じです。坊ちゃんを不幸には出来ないアカシアでした。^^
コメント有難うございました^^
アカシアdot 2016.08.17 02:19 | 編集
さと**ん様
やはり二人が死を選ぶかと思われましたか・・それもありかと思いますが如何せん坊ちゃんが可哀想なのでそれは出来ませんでした。
>【「司、閉じた瞼の裏に浮かんだのは、幸せの情景だったんだろう?】
どんな景色が見えたのでしょうか・・耐えきれず・・ありがとうございます。
二人の未来は別人として生きることで幸せになれることでしょう。
道明寺という家に囚われることがなく、離婚しない妻からも自由になり、つくしと一緒に生きることだけを選んだ司でした。
ラピスラズリとラピス・・恐らく同じではないかと思いますが・・魔除けですよね?
魔除けは二人が新しい人生を歩むためにはもう必要がありません。新しいプラチナのリングに刻まれている言葉はなんでしょうねぇ・・古い指輪は類が海に投げ捨てましたが司の意思を汲み取っています。過去はもう必要はないんだ・・と。
「愛人」二人がそんな関係でいるのは許されませんので「愛しいひと」へと生まれ変わりました。
拙宅の愛人これにて終了です。
コメント有難うございました^^
アカシアdot 2016.08.17 02:35 | 編集
s**m様
朝から号泣ありがとうございました(*^_^*)
最後のシーン・・ふたり生きてます。
早い話しが車を崖から転落させて、事故を偽装したということです。
ふたりは死んだということにして戸籍を抹消。
新しい人生を選んだということになります。別人として生きることになりました。
死んだことになっていますから家族にも友人にも会うことは出来ません。
当然祖国の土を踏むことも出来ませんがふたりが幸せならいいんです。
犯罪の匂いもしますが、そこは道明寺ですからなんとでもなると言うことです(笑)
切なく読んで頂きありがとうございます。
コメント有難うございました^^

アカシアdot 2016.08.17 02:52 | 編集
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