「社長、そろそろ・・」
「ああ。わかった」
司は秘書の声に顔を上げた。
ここは眠らない街。東京。
すでに日が暮れていた。
遠い昔、この場所から好きな女性にプレゼントをしたネックレスを投げ捨てたことがあった。
あの日からもう何年が過ぎたのだろうか。失われた時が戻ることは決してないが過去を振り返らずにはいられなかった。
あの時の彼女はどんな格好で、どんな表情をしていた?冬の夜の空気はどんなだった?
遠い日の二人の姿が見える気がした。
『 正直いって、がっかりしたわ 』
『 あたしは、道明寺を・・・ 』
『 泣くな 』
『 泣いても、もう俺は何もしてやれねえ 』
制服姿だった。歯を食いしばり、大きな黒い瞳いっぱいに涙を浮かべ静かに泣いている。
記憶の中の情景は決して消えることなく、司の頭の中に存在していた。
あのとき、彼女の言いかけた言葉の続きはなんだったのか。
二人の心のやり取りは、されないままで終わってしまったのだろうか。
もしかしたらあのとき、彼女の心からの言葉を聞くことが出来たのかもしれないのに遮ってしまったのだろうか?
あたしは、道明寺を・・
その先の言葉はなんだったのか・・
ここから見える風景は都会の街明かりだけで、人の日常が感じられるだけだった。
司がいま立ちつくしているのは街の中を流れる川に架かる細い橋。
今思えばこの橋は二人の人生を繋ぐために架けられた橋のようだった。
人生には渡らなければならない橋がいくつも現れる。長い橋もあれば、短い橋もある。
叩き壊したい橋もある。それでも毎日必ず自分の前に現れるいくつもの橋。
自分を信じてその橋を渡る日々。だがいつか渡る橋もなくなるのだろうか?
人生にはいくつのもの選択肢が用意されている。渡る橋が違えば、自分の人生は今とは違ったものになっていたのだろうか。だが自分の選んだ人生だ。自分で選んでここまで来た。
だからこうしてこの場所に戻って来たのではないか?
都会の喧騒の中、思い出すのは意地やプライドなど捨てても彼女と一緒にいたかったという思い。
あのとき、言うべき言葉は別にあったはずだ。
雨の別れを乗り越えたはずだった。
だが、互いを求め合うことが全てだったあの頃には見えなかったこともある。
間違いを間違いだと認めることが難しかったあの頃。
あの時は少しだけ時間をおくつもりだった。
本当は誰よりもそばにいて欲しい人だったはずだ。
それなのに、あの頃は全てが自分のためだけに動いている。
そんなふうに考える子供だった。
だから少しだけ時間をおくつもりが、いつの間にかこんなに長い時間が二人の間に流れてしまったのかもしれない。
あの日を機に二人は離れてしまった。
彼女は自分のたったひとつの夢だった。世の中の全てを捨ててもいいと思えるほど好きだったはずだった。それまで自分の中に存在しなかった人を愛するという気持ちを教えてくれた人だった。
あのとき、彼女の瞳に写った自分はいったいどんなふうに見えたのだろうか?
恐らく冷たい炎を浮かべ、彼女を見据えていたはずだ。
「社長・・」
秘書の呼びかけに欄干から手を離すと振り返った。
「わかった」
司はゆっくりとした足どりで車の方へと戻っていく。
この橋の上での別れを永遠の別れにはしたくない。
あの時はこの橋の上で泣かせてしまったが、彼女の活気に満ちた明るさは今も昔のままなのだろうか?あの頃の彼女の姿が甦った。笑顔の中に輝く大きな黒い瞳と軽やかな笑い声。
考えるのは彼女のことばかりだ。
なくしたものは何だったのか?彼女と手にできたはずの時間を思うと寂しかった。
川を渡る一陣の風は、彼の癖のある髪の毛を優しく撫でただけで、去っていった。
***
「この仕事を希望したのはどうしてですか?」
「はい。一度海外で働いてみたいと思っていましたので」
「そうですか。ご家族はあなたが海外で働くことに反対はされませんか?」
「反対する家族はいません」
仕事は楽しい。やりがいもある。
キャリアを積むために一度海外で仕事をしてみたいと考えていた。
出来ればニューヨークで働いてみたい。そんな思いが頭の中を過った。
つくしの勤める会社が道明寺ホールディングスの系列となったのはつい最近のことだった。
自分でも滑稽だと思うほど、未だにあいつのことが忘れられなかった。
今でも名前を耳にすると気持ちがざわついてしまう。
あれからもう何年になるんだろう。年を数えることはとっくに止めたはずだが、それでもどこかで歳月を巡っている自分がいた。
仕事をバリバリこなす頭のいい女性として社内では信頼も厚い。
そんな女性が独身で男もいないと必要のない噂が立つ。最近囁かれているのは誰かの愛人ではないか。離婚経験者で男が嫌いになったのではないか。
そんな人々の連想に笑いを禁じえないが、他人が自分のことをどう言っているかなんてどうでもよかった。だが女性が仕事に純粋だと、どうしてそんな目で見られるのか。
女として夢を見ることも大切だけど、現実の方がもっと大切だ。だから仕事に手を抜くなんてことは考えたこともなかった。
女性がひとりで生きていくということは、世間から見れば脛に傷があるように思われるのは仕方がないことなのだろうか?
雨が激しく窓ガラスを叩きつける音がしていた。
そんな音は遠いあの日を思い出させる。
つくしは持ち帰った資料を読もうとしていたが、何故かこんな夜は読む気がしなかった。
あの日の記憶はいつまでたっても薄れることはなかった。
あたしの感情はあの日、時間を止めてしまったのかもしれない。
雨が降るたびに思い出されるあの日の記憶と好きだった男性。
今でも大切にしている思い出はいつもあの日で終わりを迎えてしまう。
冷たい川の中に投げ捨てられてしまったものを、這いつくばって、泥だらけになりながら探して拾い上げた。若かったあたしとあいつ。そして、あのとき突然終わってしまったあたしの恋。
泣いても何もしてやれない、と言われ言葉を返すことが出来なかった。
雨の日の別れは乗り越えたはずだったのに・・
冷たい川の中から拾い上げたものは、命を持たないネックレス。
今は寝室のクローゼットの奥深くに四角い箱に入れられたまま収められている。
ネックレスは一度あいつに返したものだから、本当は宅配便を使ってでも返そうかと思った。でも、出来なかった。そんなことをすれば、あのとき、きちんと終わらせることができなかった恋はあたしの中で永遠に宙ぶらりんになるはずだ。
返すならあいつの目をみて、自分の気持ちを伝えて返したい。
だからこそ、自分の手でもう一度返そうと思った。だが校内で顔を合わせることがないまま道明寺はニューヨークへと旅立った。
ニューヨークは刺激的な街だ。
一度だけ訪れたことがある。大学を卒業する年にアルバイトをして貯めたお金で訪れたことがあった。あいつが暮らす街。高層ビルが乱立する世界で一番刺激的と言われる街。
ネックレスを携えて行ったが会えなかった。
そのとき、いつまでも夢を見ていてはいけないと思った。もうあいつは本当にあたしのことなんて、どうでもいいんだとわかったから。あの日に言われた言葉は本当だったんだと改めて思い知った。
もう何もしてやれない。
あの時やっと・・あいつの言葉を理解した。
それまではどこか甘えていたんだと思う。あいつがあたしを思う気持ちにおごっていたのかもしれない。放っておいても、いつもあたしのことを気にかけてくれる人だったから。
でも気まずい思いをかかえて別れた。だからあの街でもう一度会いたいと思ったが、あいつはあたしの手が届かないところへいた。
醒めない夢を見ることは、あのときにきっぱりと止めた。
だけど、もしこの仕事がニューヨークへの足掛かりになるなら・・
あいつに会いたい。
あの時返しそびれたネックレスを手渡すことが出来れば、きっとあたしはあいつのことを忘れることが出来るはずだ。
一度だけでいいから会いたい。
つくしは自分の住まいが好きだった。小さいけれど住みやすいマンションは就職してからコツコツと貯めたお金を頭金にして購入した自分の城だった。
大きなソファの上で横になると、読む気がしないとテーブルの上に投げてしまった資料を手に取っていた。
運転手が車を降り、後部座席のドアを開けた。
司はすぐには降りることが出来なかった。
外は雨だけでなく、風も出ていた。
東京の空の下に到着したときには雨は上がっていたが、いつの間にかまた降り始めていた。
息づかいまでかき消してしまうほどの激しい雨。
まるであの時の雨みたいだな。と司は口に出して呟いていた。
乗り越えたはずの別れと同じ雨。
いつか、またどこかで会えることが出来るならと思わなかったわけではない。
だが、もしも出会えたとしても、もう遠い昔のことだと一蹴されたらと考えれば一歩が踏み出せずにいた。
言いたいことがありすぎて、何から話せばいいのかと言葉を探してみるが、また後悔するようなことを口にするのではないかと怖れていた。
もしかしたら、彼女に言うべき言葉を持っていないのかもしれない。
泣いてもなにもしてやれないと橋の上で突き放してしまったあの日。
あの場所で彼女から返されたネックレスを川へと投げ込んだ。
あの頃の二人の愛はまだ成長途中で、乗り越えて行かなければならないことが沢山あったはずだ。あのとき、自分がもっと大人だったらと何度思ったことか。
彼女は俺のことを覚えているだろうか。
あんな別れをしてしまった俺を許してくれるだろうか?
それとももう、すでに手遅れなのだろうか・・
司は車を降りると、斜めに降り注いでいる雨の中を歩き出していた。

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司は秘書の声に顔を上げた。
ここは眠らない街。東京。
すでに日が暮れていた。
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あの日からもう何年が過ぎたのだろうか。失われた時が戻ることは決してないが過去を振り返らずにはいられなかった。
あの時の彼女はどんな格好で、どんな表情をしていた?冬の夜の空気はどんなだった?
遠い日の二人の姿が見える気がした。
『 正直いって、がっかりしたわ 』
『 あたしは、道明寺を・・・ 』
『 泣くな 』
『 泣いても、もう俺は何もしてやれねえ 』
制服姿だった。歯を食いしばり、大きな黒い瞳いっぱいに涙を浮かべ静かに泣いている。
記憶の中の情景は決して消えることなく、司の頭の中に存在していた。
あのとき、彼女の言いかけた言葉の続きはなんだったのか。
二人の心のやり取りは、されないままで終わってしまったのだろうか。
もしかしたらあのとき、彼女の心からの言葉を聞くことが出来たのかもしれないのに遮ってしまったのだろうか?
あたしは、道明寺を・・
その先の言葉はなんだったのか・・
ここから見える風景は都会の街明かりだけで、人の日常が感じられるだけだった。
司がいま立ちつくしているのは街の中を流れる川に架かる細い橋。
今思えばこの橋は二人の人生を繋ぐために架けられた橋のようだった。
人生には渡らなければならない橋がいくつも現れる。長い橋もあれば、短い橋もある。
叩き壊したい橋もある。それでも毎日必ず自分の前に現れるいくつもの橋。
自分を信じてその橋を渡る日々。だがいつか渡る橋もなくなるのだろうか?
人生にはいくつのもの選択肢が用意されている。渡る橋が違えば、自分の人生は今とは違ったものになっていたのだろうか。だが自分の選んだ人生だ。自分で選んでここまで来た。
だからこうしてこの場所に戻って来たのではないか?
都会の喧騒の中、思い出すのは意地やプライドなど捨てても彼女と一緒にいたかったという思い。
あのとき、言うべき言葉は別にあったはずだ。
雨の別れを乗り越えたはずだった。
だが、互いを求め合うことが全てだったあの頃には見えなかったこともある。
間違いを間違いだと認めることが難しかったあの頃。
あの時は少しだけ時間をおくつもりだった。
本当は誰よりもそばにいて欲しい人だったはずだ。
それなのに、あの頃は全てが自分のためだけに動いている。
そんなふうに考える子供だった。
だから少しだけ時間をおくつもりが、いつの間にかこんなに長い時間が二人の間に流れてしまったのかもしれない。
あの日を機に二人は離れてしまった。
彼女は自分のたったひとつの夢だった。世の中の全てを捨ててもいいと思えるほど好きだったはずだった。それまで自分の中に存在しなかった人を愛するという気持ちを教えてくれた人だった。
あのとき、彼女の瞳に写った自分はいったいどんなふうに見えたのだろうか?
恐らく冷たい炎を浮かべ、彼女を見据えていたはずだ。
「社長・・」
秘書の呼びかけに欄干から手を離すと振り返った。
「わかった」
司はゆっくりとした足どりで車の方へと戻っていく。
この橋の上での別れを永遠の別れにはしたくない。
あの時はこの橋の上で泣かせてしまったが、彼女の活気に満ちた明るさは今も昔のままなのだろうか?あの頃の彼女の姿が甦った。笑顔の中に輝く大きな黒い瞳と軽やかな笑い声。
考えるのは彼女のことばかりだ。
なくしたものは何だったのか?彼女と手にできたはずの時間を思うと寂しかった。
川を渡る一陣の風は、彼の癖のある髪の毛を優しく撫でただけで、去っていった。
***
「この仕事を希望したのはどうしてですか?」
「はい。一度海外で働いてみたいと思っていましたので」
「そうですか。ご家族はあなたが海外で働くことに反対はされませんか?」
「反対する家族はいません」
仕事は楽しい。やりがいもある。
キャリアを積むために一度海外で仕事をしてみたいと考えていた。
出来ればニューヨークで働いてみたい。そんな思いが頭の中を過った。
つくしの勤める会社が道明寺ホールディングスの系列となったのはつい最近のことだった。
自分でも滑稽だと思うほど、未だにあいつのことが忘れられなかった。
今でも名前を耳にすると気持ちがざわついてしまう。
あれからもう何年になるんだろう。年を数えることはとっくに止めたはずだが、それでもどこかで歳月を巡っている自分がいた。
仕事をバリバリこなす頭のいい女性として社内では信頼も厚い。
そんな女性が独身で男もいないと必要のない噂が立つ。最近囁かれているのは誰かの愛人ではないか。離婚経験者で男が嫌いになったのではないか。
そんな人々の連想に笑いを禁じえないが、他人が自分のことをどう言っているかなんてどうでもよかった。だが女性が仕事に純粋だと、どうしてそんな目で見られるのか。
女として夢を見ることも大切だけど、現実の方がもっと大切だ。だから仕事に手を抜くなんてことは考えたこともなかった。
女性がひとりで生きていくということは、世間から見れば脛に傷があるように思われるのは仕方がないことなのだろうか?
雨が激しく窓ガラスを叩きつける音がしていた。
そんな音は遠いあの日を思い出させる。
つくしは持ち帰った資料を読もうとしていたが、何故かこんな夜は読む気がしなかった。
あの日の記憶はいつまでたっても薄れることはなかった。
あたしの感情はあの日、時間を止めてしまったのかもしれない。
雨が降るたびに思い出されるあの日の記憶と好きだった男性。
今でも大切にしている思い出はいつもあの日で終わりを迎えてしまう。
冷たい川の中に投げ捨てられてしまったものを、這いつくばって、泥だらけになりながら探して拾い上げた。若かったあたしとあいつ。そして、あのとき突然終わってしまったあたしの恋。
泣いても何もしてやれない、と言われ言葉を返すことが出来なかった。
雨の日の別れは乗り越えたはずだったのに・・
冷たい川の中から拾い上げたものは、命を持たないネックレス。
今は寝室のクローゼットの奥深くに四角い箱に入れられたまま収められている。
ネックレスは一度あいつに返したものだから、本当は宅配便を使ってでも返そうかと思った。でも、出来なかった。そんなことをすれば、あのとき、きちんと終わらせることができなかった恋はあたしの中で永遠に宙ぶらりんになるはずだ。
返すならあいつの目をみて、自分の気持ちを伝えて返したい。
だからこそ、自分の手でもう一度返そうと思った。だが校内で顔を合わせることがないまま道明寺はニューヨークへと旅立った。
ニューヨークは刺激的な街だ。
一度だけ訪れたことがある。大学を卒業する年にアルバイトをして貯めたお金で訪れたことがあった。あいつが暮らす街。高層ビルが乱立する世界で一番刺激的と言われる街。
ネックレスを携えて行ったが会えなかった。
そのとき、いつまでも夢を見ていてはいけないと思った。もうあいつは本当にあたしのことなんて、どうでもいいんだとわかったから。あの日に言われた言葉は本当だったんだと改めて思い知った。
もう何もしてやれない。
あの時やっと・・あいつの言葉を理解した。
それまではどこか甘えていたんだと思う。あいつがあたしを思う気持ちにおごっていたのかもしれない。放っておいても、いつもあたしのことを気にかけてくれる人だったから。
でも気まずい思いをかかえて別れた。だからあの街でもう一度会いたいと思ったが、あいつはあたしの手が届かないところへいた。
醒めない夢を見ることは、あのときにきっぱりと止めた。
だけど、もしこの仕事がニューヨークへの足掛かりになるなら・・
あいつに会いたい。
あの時返しそびれたネックレスを手渡すことが出来れば、きっとあたしはあいつのことを忘れることが出来るはずだ。
一度だけでいいから会いたい。
つくしは自分の住まいが好きだった。小さいけれど住みやすいマンションは就職してからコツコツと貯めたお金を頭金にして購入した自分の城だった。
大きなソファの上で横になると、読む気がしないとテーブルの上に投げてしまった資料を手に取っていた。
運転手が車を降り、後部座席のドアを開けた。
司はすぐには降りることが出来なかった。
外は雨だけでなく、風も出ていた。
東京の空の下に到着したときには雨は上がっていたが、いつの間にかまた降り始めていた。
息づかいまでかき消してしまうほどの激しい雨。
まるであの時の雨みたいだな。と司は口に出して呟いていた。
乗り越えたはずの別れと同じ雨。
いつか、またどこかで会えることが出来るならと思わなかったわけではない。
だが、もしも出会えたとしても、もう遠い昔のことだと一蹴されたらと考えれば一歩が踏み出せずにいた。
言いたいことがありすぎて、何から話せばいいのかと言葉を探してみるが、また後悔するようなことを口にするのではないかと怖れていた。
もしかしたら、彼女に言うべき言葉を持っていないのかもしれない。
泣いてもなにもしてやれないと橋の上で突き放してしまったあの日。
あの場所で彼女から返されたネックレスを川へと投げ込んだ。
あの頃の二人の愛はまだ成長途中で、乗り越えて行かなければならないことが沢山あったはずだ。あのとき、自分がもっと大人だったらと何度思ったことか。
彼女は俺のことを覚えているだろうか。
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Comment:6
コメント
このコメントは管理人のみ閲覧できます

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Re**o様
切ない・・・
そうなんです。切ないお話が書きたかったんです。
3話の短編ですので切なさも明日で終わりです。
明日は少しでも切なさが取れるといいのですが・・
コメント有難うございました(^^)
切ない・・・
そうなんです。切ないお話が書きたかったんです。
3話の短編ですので切なさも明日で終わりです。
明日は少しでも切なさが取れるといいのですが・・
コメント有難うございました(^^)
アカシア
2016.06.24 21:50 | 編集

co**y様
こんばんは^^
イギリスが!!離脱する!
リーマンの再燃・・もう下がる下がる・・どんどん下がる(笑)
本当に坊ちゃんなに感傷的になってるんですかっ!週明けたら大変ですよ?
しっかり仕事しなさい!と、言いたいです。
いや、本当に驚きました。残留だと思っていたのにどうしたんでしょうね?
スコットランドの独立の時みたいな感じだと思っていたら、まさかの結果でしたね?
これから2年かけての手続きみたいですが、どうなんでしょう・・
いやはや、まさかとは思いますがUSの大統領があの人になったりして・・
予測不可能な世界経済の動きは道明寺HDにどのような影響が!!目が離せませんね?
コメント有難うございました(^^)
こんばんは^^
イギリスが!!離脱する!
リーマンの再燃・・もう下がる下がる・・どんどん下がる(笑)
本当に坊ちゃんなに感傷的になってるんですかっ!週明けたら大変ですよ?
しっかり仕事しなさい!と、言いたいです。
いや、本当に驚きました。残留だと思っていたのにどうしたんでしょうね?
スコットランドの独立の時みたいな感じだと思っていたら、まさかの結果でしたね?
これから2年かけての手続きみたいですが、どうなんでしょう・・
いやはや、まさかとは思いますがUSの大統領があの人になったりして・・
予測不可能な世界経済の動きは道明寺HDにどのような影響が!!目が離せませんね?
コメント有難うございました(^^)
アカシア
2016.06.24 22:12 | 編集

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マ**チ様
こんばんは^^
いえいえ。本当に面白かったです。あのシュチュエーション素敵です。
冷静な西田さんと司の組み合わせに、つくしの動揺(笑)あの男はやはり澤田さんでしたか(笑)
司、あの後やっぱりお預けですかね?
えーこちらのお話は切ない感じのお話なんです。途中で御曹司にはなりませんでした(笑)
エロい御曹司のイメージがあまりにも強烈でしょうか?
全てに御曹司が憑依してしまいそうですね・・(笑)
本当にご心配を頂きありがとうございます。
コメント有難うございました(^^)
こんばんは^^
いえいえ。本当に面白かったです。あのシュチュエーション素敵です。
冷静な西田さんと司の組み合わせに、つくしの動揺(笑)あの男はやはり澤田さんでしたか(笑)
司、あの後やっぱりお預けですかね?
えーこちらのお話は切ない感じのお話なんです。途中で御曹司にはなりませんでした(笑)
エロい御曹司のイメージがあまりにも強烈でしょうか?
全てに御曹司が憑依してしまいそうですね・・(笑)
本当にご心配を頂きありがとうございます。
コメント有難うございました(^^)
アカシア
2016.06.25 22:07 | 編集
