沈黙が流れた。
司は言葉を失っていた。
まさかとは思ったが、王女は司によって動物的な本能が刺激されたようだ。
「私が王女だからって、遠慮しないで欲しいの。あなたには、これまで他の女性としてきたように私に接して欲しいの」と言った王女の頬は赤味が増したが、黒い瞳はたじろぐことなく視線は逸らさなかった。つまり大胆なことを口にする王女は本気だということ。
だから司はそんな王女に、ささやくように声を低め言った。
「わかった。王女様が望むならそうしよう。それから言っとくが俺との時間に退屈はない」
司は言うなり王女との間を詰め、腕を掴むと引き寄せた。
すると驚いた王女の黒い瞳は丸くなり唇が開いた。
司は頭を抱いて開いた唇に唇を重ねた。
抵抗は無かった。だから口の中に舌を滑り込ませ白い歯を舌先でなぞった。
すると王女の両手は司の胸を叩いた。だが司は唇を離さなかった。そして王女の身体をしっかりと抱きしめると口の中を深くまさぐった。すると今度は両手が、こぶしの形になって司の胸を叩いた。
だから司は唇を離した。
「どうした?気に入らなかったか?」
「ま、待って…. き、気に入るとか気に入らないとかじゃなくて、いきなりキ、キスしないで….するならするって言って……」
司の腕の中にいる王女は息も絶え絶えに言った。
「なあ。キスってのは、したいからするもので、いちいち相手にお伺いを立ててするものじゃない」
と、司は言ったが、これまで自分からキスしたいと思った女はいなかった。
それにこれまで女としてきたキスはただの挨拶に過ぎない。
「だけどあなたのキスは普通じゃないんだもの!だから…..ええっと….前もって言ってもらえたら…..助かります」
どうやら王女がこれまでしてきたキスには舌を入れる行為はなかったようだ。
いや、もしかすると男性経験が無いというのだから、キスの経験もないのかもしれない。
「分かった。それならこれからはキスする前にはキスしたいと言おう」
司の言葉に王女はホッとした表情を浮かべたが、その表情から察するに、やはりキスの経験すらないと確信した。
司はそんな王女の純真さが楽しくなり再び王女の唇を塞いだが、王女は突然の行為に唇を固く閉じ息を止めていた。だから司は唇を動かし息をするように促した。
すると王女はおずおずとだが少しだけ唇を開いた。それは緊張よりも好奇心が勝ったから。
そしておぼつかない様子で息をすると、司のシャツにしがみつき、導かれるままに舌を受け入れた。

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司は言葉を失っていた。
まさかとは思ったが、王女は司によって動物的な本能が刺激されたようだ。
「私が王女だからって、遠慮しないで欲しいの。あなたには、これまで他の女性としてきたように私に接して欲しいの」と言った王女の頬は赤味が増したが、黒い瞳はたじろぐことなく視線は逸らさなかった。つまり大胆なことを口にする王女は本気だということ。
だから司はそんな王女に、ささやくように声を低め言った。
「わかった。王女様が望むならそうしよう。それから言っとくが俺との時間に退屈はない」
司は言うなり王女との間を詰め、腕を掴むと引き寄せた。
すると驚いた王女の黒い瞳は丸くなり唇が開いた。
司は頭を抱いて開いた唇に唇を重ねた。
抵抗は無かった。だから口の中に舌を滑り込ませ白い歯を舌先でなぞった。
すると王女の両手は司の胸を叩いた。だが司は唇を離さなかった。そして王女の身体をしっかりと抱きしめると口の中を深くまさぐった。すると今度は両手が、こぶしの形になって司の胸を叩いた。
だから司は唇を離した。
「どうした?気に入らなかったか?」
「ま、待って…. き、気に入るとか気に入らないとかじゃなくて、いきなりキ、キスしないで….するならするって言って……」
司の腕の中にいる王女は息も絶え絶えに言った。
「なあ。キスってのは、したいからするもので、いちいち相手にお伺いを立ててするものじゃない」
と、司は言ったが、これまで自分からキスしたいと思った女はいなかった。
それにこれまで女としてきたキスはただの挨拶に過ぎない。
「だけどあなたのキスは普通じゃないんだもの!だから…..ええっと….前もって言ってもらえたら…..助かります」
どうやら王女がこれまでしてきたキスには舌を入れる行為はなかったようだ。
いや、もしかすると男性経験が無いというのだから、キスの経験もないのかもしれない。
「分かった。それならこれからはキスする前にはキスしたいと言おう」
司の言葉に王女はホッとした表情を浮かべたが、その表情から察するに、やはりキスの経験すらないと確信した。
司はそんな王女の純真さが楽しくなり再び王女の唇を塞いだが、王女は突然の行為に唇を固く閉じ息を止めていた。だから司は唇を動かし息をするように促した。
すると王女はおずおずとだが少しだけ唇を開いた。それは緊張よりも好奇心が勝ったから。
そしておぼつかない様子で息をすると、司のシャツにしがみつき、導かれるままに舌を受け入れた。

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き**様
恋に鈍感だった女と女性に慣れ慣れの男。
さあ、司!
君の腕の見せ所だ!(≧▽≦)
あんなことや、こんなことをするのでしょうかねぇ(笑)
コメント有難うございました^^
恋に鈍感だった女と女性に慣れ慣れの男。
さあ、司!
君の腕の見せ所だ!(≧▽≦)
あんなことや、こんなことをするのでしょうかねぇ(笑)
コメント有難うございました^^
アカシア
2022.09.18 06:39 | 編集
