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2016
06.12

金持ちの御曹司~大いなる野望~

成人指定の夢ってどんなだか知ってるか?
いわゆる汗まみれのってやつだ。
汗だからな! 汗! 汁じゃねぇぞ!

漢字は似てるが微妙に違う。
いくら過去に俺が日本語に弱いと言われていたとしても、こんな簡単な漢字を間違えるなんてことはしない。
けど俺のムスコはいつも牧野の汁にまみれてる。
いや、汗にもまみれてるよな?それも互いの汗と汁だ。
「汁も滴るいい男」ってのはどうだ?水も汗も汁たいして変わんねぇだろ?

それに最近やたらと濡れるって漢字を目にするもんだからつい思い浮かんでは消える俺の夢。
まあ今は梅雨だから「濡れる」が世間に氾濫してても仕方がねぇのか?





梅雨か・・・・
雨の季節は嫌な思い出がよみがえる。

俺が一番惨めだったときのことを教えてやろうか?
それは雨が滝のように降ってる中で牧野にフラれそうになったこと。
あんときの俺はまるで捨てられた子犬のようだったはずだ。
濡れた髪の毛が俺の黒い瞳を覆い隠すようにしていた。あれはあれでよかったんだ。
俺の瞳が哀しみにむせび泣いてるとこなんか牧野に見られたくはなかったからな。
あんときは雨の中で震える子犬の俺をギュッと抱きしめてくれる人間なんていなくて、その後は荒れまくった。

けどな。今の俺はあの頃の俺じゃねぇぞ!

俺は子犬から成長して大きくなった立派な成犬だ。
牧野、俺のことは大きなワンちゃんだと思えばいい。
腹を見せて牧野に撫でてもらいたがってる犬だ。
おまえ俺のこと犬みたいだなんていったろ?
害のないかわいい犬だと思ってくれ。
犬は寒さにめっぽう強いから素っ裸の俺の腹を撫でてくれてもいい。
なんならその下も・・



まあいい。



それより今日も外は雨か・・・

「どうしたんだよ、司?」
「そうだよ、なにイライラしてんだよ?」

アホかおまえらは!
俺がイライラする理由はひとつしかねぇだろうが!
司は親友たちの問いには答えようとせず手元の書類を睨みつけていた。
今日の俺はあきらと総二郎の訪問を受け執務室で談笑中ってやつだ。
忙し俺は普段はなかなか会えないダチの訪問は大歓迎だ。
ついでに俺の愚痴も聞いてもらえるんだから丁度いい。

俺はこう見えても道明寺ホールディングス日本支社の支社長で、財閥の跡取り息子。
つまりは金持ちの御曹司だ。
それに危険な匂いのする支社長と呼ばれている。
つい先日の社内避難訓練のとき、ある社員は俺が緊急停止したエレベーターの扉をこじ開けて降りて来たかと思えば、中にいた女性を助け出し、抱きかかえると颯爽と去って行く場面に遭遇したとかで、まさに危険な匂いのする支社長だなんて言ってるらしい。
そんな俺の腕に抱かれて去った女性の詳細については不明だとか・・・


「おまえ、その女って牧野か?」
「当然だ。他に女が乗ってるわけがねぇだろ?」
「他に女がって、エレベーターなんて誰が乗ってるかわかんねぇだろ?」
「俺が牧野以外の女が乗ってるエレベーターなんか乗るわけがねぇだろうが!」
「おまえのその論理がよく分からん・・・」
「総二郎、こいつは牧野以外の女とそんな箱に閉じ込められたら相手の女、殺しちまうぞ?」
「アホかおまえらは!今の俺がそんなことするわけねぇだろうが!」

確かにガキの頃、多くの間違いを犯した俺は大人になってから気づいた。
周囲の期待と義務から来る重圧が凶暴な俺を作ったと言うことを。
けど、もう二度と道を踏み外すことはない。
牧野が俺の傍にいる限り。
それなのに・・・・


「そんなことより司、なに睨んでんだ?」

司は手元の書類を眺めると、デスクの向うの椅子に体を沈め、
コーヒーカップを取り上げ口に運んだ。
クソ!
もし俺が計画至上主義の超慎重な支社長だったら、牧野と約束したことは全部書面にして残しておくが、そんなことはしない。
俺は恋に関しては直感を信じる男だ。
牧野を好きになったのだって俺の直感だ。
恋に計画書なんかあったもんじゃねぇ!
それなのに牧野のヤツ、俺に誓約書を書けだなんて言い出した!
なんだよ!誓約書って?
俺がおまえとのことで約束なんか破ったことがあるか?
・・ああ。
一度どっかのスィーツ食べに行く約束を忘れたことがあったが、その返しはこの前のデカいケーキで約束を果たしたはずだ。
あの後は暫く胃の調子が悪かったのはあのケーキのせいだが、俺は牧野が作ってくれたものに対して文句は言わねぇ。

司は眺めていた書類をぞんざいにデスクに投げると、つくしが口にしたことを思い出そうとした。
あいつは俺のおまえに恋する気持ちをどう考えてるんだ?

気に入らねぇ。
あいつの言う誓約書の内容。

その1. 執務室で関係を持たない。
その2. 人目にふれるところではデートしない。
その3. ひと前でむやみやたらに懐かない。

知るか。
そんなこと守れるかよ!
牧野は俺を追いつめて何が面白いっていうんだよ!
あいつは俺が昔みてぇに凶暴になってもいいって言うのか?


まあ・・・その1は経験がある。
デスクに押し倒してとか・・
その2・・モナコデートで何か問題があったのか?
あれは人目になんかふれてないはずだ。
その3・・ひと前で・・わかんねぇ・・
もしかして、この前の避難訓練で社員の男の前で牧野を抱えたことか?
けど、懐くとか懐かないとか、それってまさに俺のこと犬だって思ってないか?

まあいい。
あいつは一度言い出したら信念を曲げない女だ。
信じる道を突き進むタイプだからな。
と、言う事は、だ!
その1からその3以外なら問題ないってことだよな?

「おい、あきら。この雨ってしばらく続きそうなのか?」
「梅雨だからな。しばらくこのまんまじぇねぇの?」
「こう毎日雨だとジメジメしてなんか気持ち悪りぃよな」

そう言えば、牧野が洗濯物も乾きにくいだなんてこと、言ってたよな・・ 
「そう言えば司のところのプールだけど、屋内だから雨は関係ねぇよな?」
「いいよな、司んちは世田谷の邸に屋内プールがあるんだからな。季節に関係なくいつでも好きな時に泳げるっていいよな」

屋内プール・・・
そうか!
今まで思いつかなかった。
総二郎、たまには良いこと言うじゃねぇかよ?
そう言えば最近はゆっくりと泳ぐ時間ってのがめっきり少なくなった。


司の頭にふとある映像が浮かんだ。

それは、ビキニを着た牧野と海パン姿の俺。
夜のプールは水中照明のおかげで仄暗く不気味な色をしている。
タイルはつるつるで滑りやすいから気をつけねぇとな。
転んで頭でも打って記憶が飛んだなんてことになったら大変だからな。
牧野が俺のことを忘れるなんてことはないはずだが・・
人のことは言えない俺。


ゆっくりと水に浸かる俺と牧野。
俺の腕に抱かれて水に浮かびながら、入口からなるべく一番遠い所で牧野の背中をプールの壁に押し付ける。脚は腰に巻き付けさせて俺のモノをこいつのアソコに食いこませるようにした。
「牧野、こんな水着なんて脱いじまえ」
「だ、ダメよ。どうみょうじ・・こんなところで・・」
唇を噛みしめ首を振る牧野。
「あたし・・できない・・」
「なに言ってんだ。出来るに決まってるだろ?」
優しく諭す俺。
「だって・・こんなことはじめて・・」
司はビキニのトップのホックをつかむと外した。
「あっ!だめ、どうみょじ・・」
最近の俺は牧野のブラのホックを外すことが癖になりつつある。
牧野はあまりの手際のよさに感心したような目で俺を見ている。
言っとくが俺はおまえのしか外したことがねぇからな。何事も練習だ!練習!

ビキニのトップは司の手を離れると水面をゆらゆらと漂い始めた。
バラ色の先っぽがツンと上を向いて司の胸板に当たっていた。
司はつくしを少しだけ持ち上げると頭を下げ、水面から顔をのぞかせた乳首に喰らい付いた。

「ああっ!どうみょうじっ・・」

「牧野、俺の首に手をまわせ」

「うん・・こう?」

つくしの体をプールの壁で固定するとビキニのボトムを引き下ろした。
司は海パンを脱ぎ捨てると再びつくしの両脚を腰に巻き付けた。
真っ裸で俺に抱きついている牧野。
浮力があるせいかバスルームの壁に押し付けてヤルより、こいつの体がいつも以上に軽く感じられる。
「なあ、何から始める?」甘く囁く俺。

「ど、どうみょうじの・・好きなことからして?」

そうか!
好きなことからか?
じゃ、遠慮なく・・

司は硬いモノをつくしのひきしまった内側に一気に突き入れた。
水の中にいるだけに、やたらとみずみずしい牧野のアソコ。
けどこの粘着質なぬめりはプールの水とはあきらかに違う牧野の潤い。
水の浮力で軽々と上下に動かすといつもと違う状況にあっという間に昇りつめる牧野。

「あっ・・いい・・!」
「どうみょうじっ・・もっと・・!」

牧野のおろされた長い髪は先だけが水面でゆらゆらと揺れていて、俺の髪からはポタポタと水が・・・

ポタポタ・・?

「なあ、司?」

「ああっ?」

「その書類・・いいのかそんなんで?」

「バカ野郎!あきら早く言え!」

手にしたカップが斜めになって、書類に薄茶色のシミが滲んでいた。






***







「牧野!今夜世田谷の邸に行かないか?」
「世田谷?」

どうして?と言われて、あんなことやこんなことがしたいだなんて言えるわけない。
色っぽいビキニを着た牧野が見たいなんて言ったら怒られるか?
いや、でもあいつが求める誓約書その1からその3までの中に水着のことは含まれてない。
これからのシーズン、やっぱ水着だよな・・

こいつが納得する世田谷に行くための理由付けか・・

「姉ちゃんがロスから帰ってくるぞ!」
「お姉さんが?ほんと?」
「ああ」
「おまえにも会いたいって言ってたぞ?」

案の定、牧野は喜んで行くと言ってきた。
が、今日は外回りから直帰するから少し遅くなると言った牧野。
自分の脚で立つことが何よりも自慢のこいつは、どんなことがあっても迎えに来てくれなんて絶対に言わない女。
その牧野が予定より少し遅れて世田谷に着いたとき、まさに滝のような雨に見舞われていた。
ああ。まるであの日の雨みてぇな降り方だ。

「牧野、おまえすげぇな・・」
「傘どうしたんだよ?」
「さしてたけど、横殴りの雨だったの」

頭からずぶ濡れの牧野。
おまえは金魚鉢と喧嘩して負けた猫か?
けど、この猫はわりと凶暴なところがあるからな。
油断なんねぇ女だ。
おい待てよ?
かつて犬だと呼ばれた俺。
俺が犬で牧野が猫?
犬と猫って仲はいいのか、それとも悪いのか?

「ねえ、道明寺お姉さんはまだ?」
「あたしこんな格好で申し訳ないけど・・」
「あぁ?姉ちゃんがどうしたって?」
俺のぞんざいな返事に牧野が反応をした。
「ちょっと道明寺?」
牧野の言葉に空気がピンと張りつめた。
まずい!こいつは昔と違ってやたらと勘が鋭い女になっている。
「まだ・・・帰国してねぇようだな」取り繕う俺。

「お姉さん、本当に帰ってくるの?」
「あ、ああ。もちろん。この雨で到着が遅れてんじゃねぇの?」
「そう?」
なに疑ってんだよ!
「それより、そんなびしょ濡れで風邪なんかひいたら大変だから着替えねぇとな」
牧野は返事をしない。黙って俺の目をじっと見据えている。
こいつがこんな目つきになったときは要注意だ。
俺のこと疑ってる目だ!

「そ、そう言えば、もうすぐ夏だよな・・」
「おまえ、今年はどんな水着にするんだ?」
「え?水着?去年と同じだけど?」
ますます不審そうに俺の顔を仰ぎ見ている。

「そうか・・牧野、着替えるついでにみ、水着に着替えてみないか?」
「はぁ?」
「おまえのために新しい水着が揃えてある」
「ね、姉ちゃんがおまえのためにってロスから送ってきた今年の新作水着らしいぞ?」
「せっかく姉ちゃんが帰って来るんだし、試着して礼くらい言わなきゃな?」

牧野は相変わらず不審そうに俺を見ていたが、姉ちゃんという言葉はこいつにとってある意味魔法の言葉で、姉ちゃんの事となると盲目的に信じてしまうところがある。

「み、水着ってどこにあるのよ?」やっぱり不審そうに聞くこいつ。
「そんなもん当然プールに決まってる」
「そ、そう・・」
よし!あともうひと押しで牧野の水着姿が見れるのか?

「つかさぁ~ただいま!お姉さまが帰って来たわよ~!」

まじか!
本当に姉ちゃんが帰って来るなんて聞いてねぇぞ!
「つかさ!どこにいるの?あんた、つくしちゃんも一緒なんですって?」
「え?なに?あの子たちプールにいるの?」
カツカツとヒールの音を響かせてプールサイドに現れた司の姉。

「つかさ、あんたこんなところで何してんのよ?」
「ね、姉ちゃん!ちょっと静かにしてくれ!」

子どもの頃からいつも俺の面倒を見てくれた姉ちゃん。
俺がどうしようもない少年時代も俺のことをひたすら信じてくれた姉ちゃん。
牧野と俺が恋に悩んでいる時も一緒になって悩んでくれた姉ちゃん。
まさかその姉ちゃんに俺の夢が打ち砕かれるとは思わなかったが・・
今は姉ちゃんより牧野の方が怖えぇ。

プールサイドの更衣室から飛び出して来た牧野。
「お、お姉さん?」
「あらやだ、つくしちゃんこれから泳ぐの?」
「その水着、かなり露出度満点ね?でもかわいいじゃない?」
「え?これお姉さんがロスから送って来てくれたって道明寺が・・・」
牧野の顔がどういうこと?と言う顔になって俺を見た。

ちくしょう!
ばれたか!

ま、それでも牧野の新作水着姿は見れたわけだし・・

おい?牧野、そんなに怖い顔して睨まなくてもいいだろ?
なんだよ?
言いたいことは後で聞いてやるから・・
ちょっとしたジョークだよ、ジョーク。

しかしその水着。かわいいじゃねぇかよ?
露出度満点か。ならもう少し控えねぇとな。
他の男どもなんかに必要以上に牧野の白い肌を見せる必要はねぇからな!
ペタペタと裸足でタイルを歩いて近づいて来る牧野。
相変わらずちっちぇえ足だな。この足に合うサンダルとかも買ってやるか?

牧野の足ばかり見ていた俺は完全に不意を突かれた。
一瞬なにが起きたのか分からなかったが、俺は近づいて来た牧野の両手で思いっきり突き飛ばされていた。

バッシャーン。
そんな音と共に盛大な水しぶきを上げ、後ろ向きにプールに倒れる俺。
そんときの俺はすげぇアホ面してたはずだ。

けど、俺を突き飛ばした牧野も自分の暴挙に驚いたのか、慌ててプールの端に駆け寄って来た。
「ど、どうみょうじ?大丈夫?」

まきの・・おまえ自分で突き飛ばしておいて大丈夫はねぇだろうが!
プールの底まで沈んでから浮上した俺。
スーツを着てプールに浮かぶ俺。
なんかこの光景記憶にあるよな?南の島のコテージじゃねぇか?
けど、あんときは牧野が勝手に落っこちたよな?
クソッ!
これはこいつの復讐か?
あんときは俺も一緒に落っこちてやっただろ?
おまえも俺と一緒に落っこちて来い!

司はプールの端までスィーッと泳ぐと、ザバザバと音を立てて備え付けの階段を上がってきた。
スーツは水をたっぷりと含んで水が滴り落ち、高そうな革の靴はカポカポと音を立てている。

「牧野・・」凄みを効かせた低い声で呼びながら近づいていく俺。
「ご、ごめんね・・?」
俺のあまり低い声に怖れをなしたのか、それとも突き落としたことの報復を恐れたのか、ゆっくりと後ずさりを始めたこいつ。

「ちょっと、つかさ・・」
「姉ちゃんは黙っててくれ!」

さすがの姉ちゃんもいつもと違う俺の低い声に黙り込んだ。

「まきの・・てめぇ・・」威嚇する俺。なんかこんな俺って久しぶりじゃねぇか?
「な、なによっ!」びびりまくりの牧野。
そんな露出度満点のビキニで虚勢張っても迫力ねぇんだよ!
けど、こいつ逃げ足だけは早ぇからな。
司はつくしを睨みつけながらも、どのタイミングで逃げ出そうとするか表情を伺っていた。
そう思った途端、くるりと向きを変えて逃げたそうとした女を司は思惑通りに捕まえた。
「てめぇ・・俺から逃げられると思ってんのかよ!」
高校時代、俺から逃げまくってたこいつ。
おまえ俺から逃げれると思ってんのかよ!
「ど、道明寺・・ご、ごめ・・あ、痛ッ・・」
司は自分の腕の中に捕まえた女のおでこを指でピンとはじいた。
それは昔懐かしい親愛の表現。
「バカ野郎・・本気で怒ってなんかねぇよ」
笑いながら言われ気が抜けたのか体の力を抜いた牧野。
そこが俺の狙い目。

司はニヤリと笑うとつくしを抱き上げた。
その途端、暴れ出す女。今頃わかっても遅せぇんだよ!
おまえは俺に対しての学習能力ってのがあんのか?

「ちょっと!道明寺?やめて!やめなさいよ!」
何言ってんだよ?こんなおもしれえこと止められるかよ?

「つかさ!あんた何する・・」
「姉ちゃん、悪りぃけど・・」
椿は弟の顔に浮かんだ笑みに状況を察すると「ほどほどにしなさいよ?」と言い残すと
くすくす笑いながら、あんまり遅くまで火遊びすんじゃないわよとプールをあとにした。

いんだよ!俺と牧野はこれから大人の火遊びならぬ水遊びすんだよ!

「道明寺っ!下ろしてっ!」
「やだね。おまえが最初に俺を突き落としたんだ」
「だから・・」
つくしは自分だけがプールに落とされると思った。
だが・・・
「俺も一緒に落ちてやる」
司はつくしを抱きかかえたままプールの中へ飛び込んだ。
相変わらずスーツを着たままの俺とビキニ姿の牧野。

さて。
そろそろ俺の夢を叶えてもらってもいい時間だよな?

こいつのビキニなんてすぐにプールの底に沈めてやる。

司は水で重くなった上着を水面に脱ぎ捨てた。

まきの・・

いいよな?

嫌だなんていわせねぇけど一応念のため視線で同意を求める俺。
そんな俺に同意したのかこいつの手が俺のネクタイにゆっくりと伸びて来た。

「どうみょうじ・・ズ、ズボンは自分で脱いでね?」

わかってるよ!!








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