「ねえ。支社長って最近太ったような気がするんだけど私の気のせい?」
「え?!美香もそう思ったの?」
「うん。昨日のテレビ朝礼見て思ったんだけど、なんだか顔がふっくらしてるように感じられたの」
「同じよ、同じ!私もそう感じたの。もしかして支社長体重が増えたんじゃない?」
「えー。嘘、やだ.....支社長がうちの部長みたいになったら嫌よ?そうなったら私ショックで寝込んじゃうわ」
「私だって嫌よ。支社長はあの背の高さにスラっとした身体で、でも脱いだらお腹がシックスパックに割れた筋肉質なイメージなのに!」
「そうよ。見たことないけど脱いだら凄いんだって噂だもん。それなのにお腹がブヨブヨした支社長なんて見たくないわよ。支社長はライザップの成功例CMに出れるくらい素敵な身体だと思ってるのに!」
道明寺ホールディングス株式会社日本支社の全てに於いて責任を持つ。つまりコミットすることが課せられた男は廊下の曲がり角で女性社員の話に耳をそばだてていた。
そして太ったんじゃないかと言われてショックを受けていた。
だが顔がふっくらして見えたのは歯の痛みのせいで片方の頬が腫れていたからで、決して体重が極端に増えているのではない。実際体脂肪率は6から8パーセントを維持していて決して10パーセントを超えることはない。
だが気を付けなければならないことがある。
それは鍋だ。冬と言えば鍋であり、鍋と言えばヘルシーだと言われ食べても太ることはないと言われているが実際はそうではない。
先日風邪気味の司のため恋人が用意してくれた鍋があったが、司は白ネギが好きでネギ多めと言ってネギを多めに入れた。だがだからと言ってネギばかりを食べていたのではない。
鶏肉や肉団子といったものが入っていて、恋人が用意してくれた鍋に入っていた鶏肉はヘルシーな胸肉ではなく脂肪分の多いもも肉だった。そして鍋と言えばシメの雑炊となるが実はそれが曲者だ。
それは鍋に残っただし汁には、たっぷりと脂が溶けだしているということ。
そこにご飯を入れ雑炊を作る。つまり脂をたっぷりと含んだ炭水化物というのは太る元であり、普段炭水化物をあまり食べない司にとって雑炊という食べ物は美味いのだが太る元凶だった。
そして冬は寒いから鍋がいいと言って週に一度の割合で鍋が出る。
それはモツ鍋だったり、しゃぶしゃぶだったりすることもあるが、どちらの肉も脂肪が多く、それらの残っただし汁の中に投入されたご飯で作られた雑炊を食べた結果が出ていないとは言えなかった。
だが司は恋人が作ってくれる料理を断ることは出来なかった。
そうだ。
顔がふっくらして見えるのは歯の痛みのせいだと言ったが、実は若干身体が重い。
だが最近は忙しく運動する暇がない。だがこのまま放置すると非常にマズイことになる。
司は執務室に戻り腰を下ろし考えた。
司は自分が太っていたらと想像したこともなければ、太るなど考えたこともない。
それは家族の中に太った人間はいないことから遺伝的にも自分は太らない体質だと思っていたからだ。だが、家族ではないがひとり思い当たる人物がいた。
それは、司の従兄の成宮清永。
あれは高校生の頃。司の偽者として現れた国沢亜門がなりすました成宮清永。
その時会った従兄は丸々とした顔をして太っていた。つまり司の中にある隠された遺伝子の中には、太る要素があってもおかしくはないということだ。
だから油断すると自分も太るのではないか。そんな思いが頭を過った。
「….マズイな。これは」
「あたし太った人は嫌いじゃないの。だって幼稚園の頃好きだった子はみんなポッチャリしてたから」
「は?」
「だからね。幼稚園の頃好きだったタダシ君もミノル君もマモル君もみんな太ってたの。だからあたしあんたが太ってても全然気にしないから。むしろ太っている方が頼もしい感じがしていいから。だから今日は腕によりをかけて作ったの。だから食べて。ね?ほら」
司は晴れて長年の恋人と結婚していて、妻が腕によりをかけて作ったという料理を見ていた。
それはオムライス。若鶏の唐揚げ。ピザにラーメンにチョコレートケーキ。それらは炭水化物であり脂肪であり、どう見ても高カロリーの食べ物。だが愛しい人が作った料理であり、食べてと言われれば食べない訳にはいかなかった。だから司はテーブルにつくと食べ始めた。
「どう?美味しい?」
「あ?ああ….美味い」
不味くはなかった。実際それらは美味かった。それは妻の愛情が込められているということも関係しているが、食べないことで彼女が悲しい顔をするのが見たくなかったから食べた。
「そう。良かった!あたし沢山食べる男の人が好きなの。だからどんどん食べて!おかわりならいくらでも作るから」
沢山食べる男が好き。
司はその言葉に食べ続けた。いや。食べ続けなければならなかった。
嬉しそうに微笑みを浮かべる顏が見たいから食べた。
だからとりあえず出されていたものは完食した。そして腹が一杯になると眠気に襲われた。
「お腹が一杯になったの?」
「あ….ああ。流石に腹が一杯になると眠くなるな」
「そう。それなら少し休んだら?」
「ああ。そうさせてもらうが、流石に今日は量が多いだろ?明日からはもう少し減らしてくれ」
「そうかしら?だってあなたが美味しそうに食べるから、つい多く作っちゃうの」
と、言われた司はソファに横になるとうつらうつらとし始めた。
そしてそのまま寝入った。
「…….それで、どうしたらいいの?」
司は暫くすると妻のヒソヒソと話す声に目が覚めた。
そして目が覚めたが起き上ることはせずじっとしていた。
それは後ろ姿の妻が真夜中に携帯電話で話している相手が誰なのか気になったからだ。
「ええ。分かったわ。今日も沢山食べさせたわ。不健康な食事そのものよ。それにどの料理にもマーガリンをたっぷり入れたわ。ええ。毎日続けているわ。昨日はカツカレーにベーコンをたっぷりいれたカルボナーラも食べさせたわ。____大丈夫。彼は全然疑ってないわ。____そうよ。あたしのことを愛してるから完食よ。ねえ、でもいくらカロリーが高くて脂肪が多いものを食べさせ続ければ身体に悪影響が出るからといっても本当にこれであの人が死ぬの?」
司は妻の口からあの人が死ぬの?の言葉に耳を疑った。
話の内容からして「あの人」が司のことであることは明らかだったからだ。
だが飛び起きることはなく、ソファに横になったまま話す様子を見ていた。
「ええ。もちろんそうよ。時間がかかっても自然な死を装うことが一番ですもの。それにあたしが愛しているのはあなたよ。類」
「うわ!冗談じゃねぇぞ!何で俺が牧野に命を狙われなきゃなんねぇんだよ!それになんであいつが愛してるのが類なんだよ!」
司は目が覚めた瞬間叫んでいた。
「ゴホン。支社長。命を狙われるとは随分と物騒な言葉ですね。それから痛め止めのお薬を飲むのもよろしいですが、予約も取れたことですし今日こそは歯科医院に行っていただきます。よろしいですね?」
西田はノックをしても返事がないことを気に留めなかった。
そしていつものように司の傍に立つと今度はいったい何が起こったと気にすることもなく、机の上に書類を置いた。そして歯科医院の診察券も置いた。
***
「道明寺。歯医者さんに行ったのね?」
「ああ。行った」
十数年振りに行った歯医者は、司の歯の美しさを褒めた。
そして褒めながら歯を削った。
「ねえ道明寺。今日ね、カルボナーラを作ったの。それから若鶏の唐揚げも」
「カルボナーラ?」
「そう。カルボナーラよ」
「若鶏の唐揚げもか?」
「そうよ?どうしたの?美味しいわよ?」
司はどこかで訊いたことがある料理に背中がゾッとした。
だがそこから先、恋人の口から訊かされた言葉に胸を撫で下ろした。
「それからグリーンサラダとフルーツもね。脂っこいものばかり食べてたら身体に悪いでしょ?野菜も沢山食べてビタミンも取ってバランスのいい食事にしなきゃね?」
司の恋人は愛情を込めて料理を作ってくれる。
そして彼女の手料理の美味さを知った男は、彼女の料理以外食べたいとは思わなかった。
それに他の女が作る料理など何が入っているか分かったものじゃない。
そんな司の恋は手軽な恋じゃない。
司が大切にしたいのはズブ濡れになって別れを決めたことがある女性。
だがあの時一度別れて知ったことがある。
それは司が愛することが出来るのは彼女だけ。
あの日。雨が打ちつける彼女の背中に背負われていたものを感じ取ることが出来なかった。
自分を捨てた女を憎んだが諦めきれずにいた。
それは激しく苦しく、切なく健気だった青春時代。
あの日以来何があっても、例え世界を巻き込んでも一生一緒にいると決めた。
そして巡る季節を共に過ごし、こうしてふたりは一緒に食事をすることが出来るが、彼女の作った料理を毎日口にしたい。彼女が作った弁当を毎日頬張りたいという思いでいっぱいだ。
一生10代。
そして一生恋愛関係。
でも早く結婚したい。
そして早く妻になって欲しい。
「牧野。俺のこと愛してるか?」
「え?何?」
「だから俺のこと愛してるかって訊いてる」
彼女はそう訊く司に微笑みを浮かべることが多い。
そして愛してるという言葉よりも、いつもこう言っていた。
「好きよ。道明寺」と。
そして純愛を掲げる男は、「俺も。愛してる。牧野」と、いつも切実な愛を伝えていた。

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「え?!美香もそう思ったの?」
「うん。昨日のテレビ朝礼見て思ったんだけど、なんだか顔がふっくらしてるように感じられたの」
「同じよ、同じ!私もそう感じたの。もしかして支社長体重が増えたんじゃない?」
「えー。嘘、やだ.....支社長がうちの部長みたいになったら嫌よ?そうなったら私ショックで寝込んじゃうわ」
「私だって嫌よ。支社長はあの背の高さにスラっとした身体で、でも脱いだらお腹がシックスパックに割れた筋肉質なイメージなのに!」
「そうよ。見たことないけど脱いだら凄いんだって噂だもん。それなのにお腹がブヨブヨした支社長なんて見たくないわよ。支社長はライザップの成功例CMに出れるくらい素敵な身体だと思ってるのに!」
道明寺ホールディングス株式会社日本支社の全てに於いて責任を持つ。つまりコミットすることが課せられた男は廊下の曲がり角で女性社員の話に耳をそばだてていた。
そして太ったんじゃないかと言われてショックを受けていた。
だが顔がふっくらして見えたのは歯の痛みのせいで片方の頬が腫れていたからで、決して体重が極端に増えているのではない。実際体脂肪率は6から8パーセントを維持していて決して10パーセントを超えることはない。
だが気を付けなければならないことがある。
それは鍋だ。冬と言えば鍋であり、鍋と言えばヘルシーだと言われ食べても太ることはないと言われているが実際はそうではない。
先日風邪気味の司のため恋人が用意してくれた鍋があったが、司は白ネギが好きでネギ多めと言ってネギを多めに入れた。だがだからと言ってネギばかりを食べていたのではない。
鶏肉や肉団子といったものが入っていて、恋人が用意してくれた鍋に入っていた鶏肉はヘルシーな胸肉ではなく脂肪分の多いもも肉だった。そして鍋と言えばシメの雑炊となるが実はそれが曲者だ。
それは鍋に残っただし汁には、たっぷりと脂が溶けだしているということ。
そこにご飯を入れ雑炊を作る。つまり脂をたっぷりと含んだ炭水化物というのは太る元であり、普段炭水化物をあまり食べない司にとって雑炊という食べ物は美味いのだが太る元凶だった。
そして冬は寒いから鍋がいいと言って週に一度の割合で鍋が出る。
それはモツ鍋だったり、しゃぶしゃぶだったりすることもあるが、どちらの肉も脂肪が多く、それらの残っただし汁の中に投入されたご飯で作られた雑炊を食べた結果が出ていないとは言えなかった。
だが司は恋人が作ってくれる料理を断ることは出来なかった。
そうだ。
顔がふっくらして見えるのは歯の痛みのせいだと言ったが、実は若干身体が重い。
だが最近は忙しく運動する暇がない。だがこのまま放置すると非常にマズイことになる。
司は執務室に戻り腰を下ろし考えた。
司は自分が太っていたらと想像したこともなければ、太るなど考えたこともない。
それは家族の中に太った人間はいないことから遺伝的にも自分は太らない体質だと思っていたからだ。だが、家族ではないがひとり思い当たる人物がいた。
それは、司の従兄の成宮清永。
あれは高校生の頃。司の偽者として現れた国沢亜門がなりすました成宮清永。
その時会った従兄は丸々とした顔をして太っていた。つまり司の中にある隠された遺伝子の中には、太る要素があってもおかしくはないということだ。
だから油断すると自分も太るのではないか。そんな思いが頭を過った。
「….マズイな。これは」
「あたし太った人は嫌いじゃないの。だって幼稚園の頃好きだった子はみんなポッチャリしてたから」
「は?」
「だからね。幼稚園の頃好きだったタダシ君もミノル君もマモル君もみんな太ってたの。だからあたしあんたが太ってても全然気にしないから。むしろ太っている方が頼もしい感じがしていいから。だから今日は腕によりをかけて作ったの。だから食べて。ね?ほら」
司は晴れて長年の恋人と結婚していて、妻が腕によりをかけて作ったという料理を見ていた。
それはオムライス。若鶏の唐揚げ。ピザにラーメンにチョコレートケーキ。それらは炭水化物であり脂肪であり、どう見ても高カロリーの食べ物。だが愛しい人が作った料理であり、食べてと言われれば食べない訳にはいかなかった。だから司はテーブルにつくと食べ始めた。
「どう?美味しい?」
「あ?ああ….美味い」
不味くはなかった。実際それらは美味かった。それは妻の愛情が込められているということも関係しているが、食べないことで彼女が悲しい顔をするのが見たくなかったから食べた。
「そう。良かった!あたし沢山食べる男の人が好きなの。だからどんどん食べて!おかわりならいくらでも作るから」
沢山食べる男が好き。
司はその言葉に食べ続けた。いや。食べ続けなければならなかった。
嬉しそうに微笑みを浮かべる顏が見たいから食べた。
だからとりあえず出されていたものは完食した。そして腹が一杯になると眠気に襲われた。
「お腹が一杯になったの?」
「あ….ああ。流石に腹が一杯になると眠くなるな」
「そう。それなら少し休んだら?」
「ああ。そうさせてもらうが、流石に今日は量が多いだろ?明日からはもう少し減らしてくれ」
「そうかしら?だってあなたが美味しそうに食べるから、つい多く作っちゃうの」
と、言われた司はソファに横になるとうつらうつらとし始めた。
そしてそのまま寝入った。
「…….それで、どうしたらいいの?」
司は暫くすると妻のヒソヒソと話す声に目が覚めた。
そして目が覚めたが起き上ることはせずじっとしていた。
それは後ろ姿の妻が真夜中に携帯電話で話している相手が誰なのか気になったからだ。
「ええ。分かったわ。今日も沢山食べさせたわ。不健康な食事そのものよ。それにどの料理にもマーガリンをたっぷり入れたわ。ええ。毎日続けているわ。昨日はカツカレーにベーコンをたっぷりいれたカルボナーラも食べさせたわ。____大丈夫。彼は全然疑ってないわ。____そうよ。あたしのことを愛してるから完食よ。ねえ、でもいくらカロリーが高くて脂肪が多いものを食べさせ続ければ身体に悪影響が出るからといっても本当にこれであの人が死ぬの?」
司は妻の口からあの人が死ぬの?の言葉に耳を疑った。
話の内容からして「あの人」が司のことであることは明らかだったからだ。
だが飛び起きることはなく、ソファに横になったまま話す様子を見ていた。
「ええ。もちろんそうよ。時間がかかっても自然な死を装うことが一番ですもの。それにあたしが愛しているのはあなたよ。類」
「うわ!冗談じゃねぇぞ!何で俺が牧野に命を狙われなきゃなんねぇんだよ!それになんであいつが愛してるのが類なんだよ!」
司は目が覚めた瞬間叫んでいた。
「ゴホン。支社長。命を狙われるとは随分と物騒な言葉ですね。それから痛め止めのお薬を飲むのもよろしいですが、予約も取れたことですし今日こそは歯科医院に行っていただきます。よろしいですね?」
西田はノックをしても返事がないことを気に留めなかった。
そしていつものように司の傍に立つと今度はいったい何が起こったと気にすることもなく、机の上に書類を置いた。そして歯科医院の診察券も置いた。
***
「道明寺。歯医者さんに行ったのね?」
「ああ。行った」
十数年振りに行った歯医者は、司の歯の美しさを褒めた。
そして褒めながら歯を削った。
「ねえ道明寺。今日ね、カルボナーラを作ったの。それから若鶏の唐揚げも」
「カルボナーラ?」
「そう。カルボナーラよ」
「若鶏の唐揚げもか?」
「そうよ?どうしたの?美味しいわよ?」
司はどこかで訊いたことがある料理に背中がゾッとした。
だがそこから先、恋人の口から訊かされた言葉に胸を撫で下ろした。
「それからグリーンサラダとフルーツもね。脂っこいものばかり食べてたら身体に悪いでしょ?野菜も沢山食べてビタミンも取ってバランスのいい食事にしなきゃね?」
司の恋人は愛情を込めて料理を作ってくれる。
そして彼女の手料理の美味さを知った男は、彼女の料理以外食べたいとは思わなかった。
それに他の女が作る料理など何が入っているか分かったものじゃない。
そんな司の恋は手軽な恋じゃない。
司が大切にしたいのはズブ濡れになって別れを決めたことがある女性。
だがあの時一度別れて知ったことがある。
それは司が愛することが出来るのは彼女だけ。
あの日。雨が打ちつける彼女の背中に背負われていたものを感じ取ることが出来なかった。
自分を捨てた女を憎んだが諦めきれずにいた。
それは激しく苦しく、切なく健気だった青春時代。
あの日以来何があっても、例え世界を巻き込んでも一生一緒にいると決めた。
そして巡る季節を共に過ごし、こうしてふたりは一緒に食事をすることが出来るが、彼女の作った料理を毎日口にしたい。彼女が作った弁当を毎日頬張りたいという思いでいっぱいだ。
一生10代。
そして一生恋愛関係。
でも早く結婚したい。
そして早く妻になって欲しい。
「牧野。俺のこと愛してるか?」
「え?何?」
「だから俺のこと愛してるかって訊いてる」
彼女はそう訊く司に微笑みを浮かべることが多い。
そして愛してるという言葉よりも、いつもこう言っていた。
「好きよ。道明寺」と。
そして純愛を掲げる男は、「俺も。愛してる。牧野」と、いつも切実な愛を伝えていた。

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