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2016
08.13

乾いた風 前編

Category: 乾いた風 (完)
大人向けのお話です。「愛人イベント」のお話です。
未成年者の方、またそういった設定を受け付けない、
もしくはそのようなお話が苦手な方はお控え下さい。
**************************












あたしは人生における最高の快楽を知った。
それは愛の匂いをあたしに感じさせる。誇り高い肉体を持つ男とはじめて関係を持ったのはいつのことだったのか。もう随分と昔の話しだが決して忘れることはなかった。

眠れぬ夜を幾夜も過ごし、横たわった姿勢で天井だけを見つめて過ごす部屋はいつもひとりぼっちだった。
朝日が東の空へと昇ると安堵するのは何故なのか。月が沈んで日が昇る。毎日繰り返される出来事がなぜこんなにも感情の満ち引きを引き起こすのか。日が昇れば楽しい気持ちにさせてくれるかもしれない。きっと新しい何かを運んで来てくれるはずだ。毎日そればかりを願って過ごしてきたはずだ。

夜の帳は孤独というものを実感させるからなのかもしれない。

そんな孤独な夜をやり過ごすため、どこか自分の心の中に逃げ場を作ることがいつの間にか癖になっていた。


今夜のテラスは夏の名残を色濃く残していた。
間近に海を見渡せるその場所は、空気が熱をもった状態でテラコッタタイルの古い床のうえを漂っている。
風は緩やかに下から吹き上げてくるようで、ときおり女の髪の毛を揺らしていた。
手すり越しに見えるのは漆黒の闇だけで、明かりはひとつもなく、ただのっぺりとした暗闇だけが広がっているだけで手を伸ばしたところで掴めるものなど何もないはずだ。




音はなく、静かな夜。



甘く艶のあるバリトンが耳元で囁いた。



「俺が欲しいか・・」



司はつくしの腰を両手で撫でまわすとその手を乳房まで滑らした。
指を使って女の小ぶりの乳房を揉み上げれば小さくあっと呻く声がした。
夜風にさらされた胸は乳首を硬く尖らせている。
司はその乳首を満足気に口に含むと強く吸った。

「あっ・・つ、つかっ・・さ・・」

熱い唇はぴちゃぴちゃと音を立て女の乳首をむさぼるように吸い続けていた。
つくしは視線を落とすと自分前にひざまずいた司の頭が左右に動いているのを眺めていた。
左右の胸をいとおしそうに吸い続ける司の唇。

「お、おねがい・・つ・・つかさ・・」

まるで赤子が母親の豊な乳房を求めるように乳首をきつく吸われていた。

「欲しいの・・」

「どうした?何が欲しいんだ?」

つくしは身を震わせると司の頭をよりいっそう自分の胸に強く引き寄せた。

つかさが欲しいの・・

「俺が欲しいんだろ?」

「欲しい・・つかさの全てが欲しい・・」

他には何もいらないから・・・

あんただけが・・

あんただけが欲しい・・

あんたの時間も愛情も全てが欲しい。

「ああっ!・・はっぁ・・つ・・つかさ・・・っ・・」

噛み千切られるほどの強さで乳首を咥えられると脳が痺れて立っていられなくなった。
激しい欲望と興奮だけが一気に押し寄せて来るようで、腰から崩れ落ちると四つん這いになってそのままうしろから繋がっていた。
力を込め突き入れられ、体の奥に感じた男の欲望に声を押し殺すことはしなかった。
つくしは自分が自制する心なんてもうとっくに捨てているとわかっていた。

「はっ・・・はあっ、ん・・」

「教えてくれ・・どうして欲しい?」

司は片手を二人が繋がった部分へと這わせると小さな突起を指で押し潰した。

「あぁっ!・・・はっあ・・」

二人が繋がった場所は司が突くたびにぐちゅぐちゅと淫らな水音を立てながら彼の性器を呑み込んでいく。濡れた割れ目に硬いものを突き入れるたびに溢れ出る愛液は床の上へ滴り落ちると小さな水たまりを作るほどだ。

「_つくしっ・・」

「おまえは俺だけのものだ・・」

男の口から囁かれる愛しい女の名前。
遠い昔、感じた思いは今も変わらない。彼の希望であり叶えたい夢でもあったはずだ。
だが叶わない夢は見れば見るだけ虚しさが募る。彼の夢はもう決して叶うことがないのだろうか。

「いっそのことおまえを・・壊して・・」

叶わない夢なら壊してしまおうとでも言うのか。
司は頭をのけぞらせ、目を閉じたままつくしの腰をつかんで連打をあびせていた。
繰り返される律動は力強くつくしの鞘の奥へと突き入れられている。

「クソッ・・」

低いかすれた声が司の口から漏れてはいるが、頭は興奮で何も考えてなどいないはずだ。
奥まで突き入れるたびにもっと奥へと引き込まれていくようで、喰いちぎられるのではないかと言う思い。司の欲望の塊は本来自分のいるべき場所へと戻って来たはずだ。理性も何もなくして、ただひたすら目の前の体を求めて会えずにいた日々の埋め合わせをしたいと望んでいた。細い体に小さな手。その手で自分の全てを掴んで欲しい。掴んで離さないでくれという思い。それは言葉に表すことが出来ない感情。それならと自分の体の全てを使って伝えていた。

人間の欲望というのは限りがない。生きている限り常に何かを求め続ける生き物だ。
ただ、それが一体なんなのか。
それは誰しもが求めて止まない心の渇望。自分をわかってくれる人をひたすら求めることしか出来なかったあの頃の思い。決して物欲では満たされることのない孤独な心。
愛が欲しい。愛して欲しい。愛されたいという思い。どんなに孤独に生きようと決めていても手を伸ばさずにはいられない存在が誰しもあるはずだ。

互いがいなくては生きていくのが辛い。
それならいっそ。という思い。

二人のどちらもが同じ思いでいるはずだ。


愛の姿は決して変わらない。
時は人を成長させるというが、例え何年経とうが二人の間にある愛の姿は変わることがなかったはずだ。






つかさ・・

何度も繰り返し叫んだ名前。
会いたくて、愛されたくて何度も繰り返し呼んだ愛しい人の名前。

壊されてしまってもいい。

この腕の中で永遠に過ごすことが出来るなら形なんてどうでもいい。
互いの肌の温もりを感じ、本能のままに上げる声を聞き、このままずっと繋がっていたい。
夜が始まったばかりのこの場所で、大きなベッドにひとりぼっちで横たわるのはもう嫌なの。もしも眠りにつくのなら、愛している人の腕に抱かれて眠りたい。


あのとき、はじめてあたしを抱いたときのように・・・






人の匂いは表現しにくいと言うがその男の匂いは昔から変わらなかった。二人がはじめて愛し合ったのは南の島のコテージ。人は匂いで思い出すことがある。嗅覚は五感の中では最も原始的な本能と言われ、食欲や性欲などと同じ本能をつかさどる部分へと結びついている。そのためか匂いの記憶は薄れにくく、ましてや匂いが恋愛感情と結びついた記憶なら長期間なかなか忘れることはない。それに匂いで昔の記憶が甦ることもある。
あの南の島のコテージではじめて知った男の匂い。
つくしにとって世界でいちばんの匂いは隣に横たわる男の匂いだ。


深く香るその匂い。


この匂いを嗅ぐと幸せな頃を思い出さずにはいられなかった。普段は自分の胸の奥深くにしまいこんだままだが、それでもこうしてこの男と過ごせば、遠い過去から現在までの懐かしい記憶が思い出された。この男特有の香りは他の誰かと同じものは世界にひとつと無い。
だからどこかでこの香りに出くわすことは決してなかった。それに自分以外の人間がこの香りを纏うだなんてことは無かった。

つかさ・・

この男への思いの深さに自分を抑えることが出来なかった。いつの頃からかこの男を自分のものにしたいという感情が心の中で抑えきれなくなっていたのを感じていた。

誰にも渡したくない・・

つくしは、男の美しい寝顔を見ていた。
硬質な美貌と呼ばれる端正で鋭い顔はあの頃と変わらない。
癖のある黒髪はあの頃と変わらず豊かだ。指に軽く絡んでは離れていく癖のある髪。
この黒髪を指で梳くということがこんなにも愛おしいことだとは昔は気づかなかった。

そう・・・

あの頃は。






16歳と17歳で出会った二人の恋は周囲に祝福されるものではなかったが、それでも互いを思い合う気持ちは強かった。
未成年者だった彼らの恋は司の母親によって一度は引き裂かれた。彼は一般庶民の家庭では想像もつかないような世界で暮らしている。司は財閥の後継者でひとり息子だ。すでに将来は決められていた。それはこの世に生まれ堕ちた瞬間から、いや母親のお腹の中に宿った時から決められていた彼の将来。
自分の意志が届かないところで決められていた未来。見えない掟に強いられて生きなければならない人生。それでも二人は走り抜けていく時を共に過ごしたいと願っていた。


二人は司がアメリカの大学を卒業するとニューヨークで一緒に暮らし始めた。
周囲がなんと言おうが関係なかった。ただ、司は与えられた仕事以上をこなそうとしていた。
それは二人の関係を認めさせるために、つくしがいればこそ仕事にも身が入るのだと母親に分からせるためでもあった。
そんな二人に時はそれほど早くもなく、遅くもなく流れていった。
司の母親は二人に対して何も言ってはこなかった。だがある日、まるで司がアメリカ国外へ出張しているのを見計らったかのように住まいを訪れた。滑稽なほど冷たい態度は昔と変わらなかった。

「こんばんは。お邪魔してもよろしいかしら?」断る理由はない。

「あの子の父親はもう長くはありません」

それは司が高校卒業と同時に渡米をしなければならなくなった理由。
父親の病状が悪化したということだ。

「牧野さん、そろそろあの子を、司を返してもらえないかしら?」

「あなたたちはもう十分恋を楽しんだはずよね?」

十分恋を楽しんだ・・・
つくしはその言葉に違うと言いたかった。
楽しんで恋をしているわけじゃない。
恋じゃなくてあたしは道明寺を心から愛している。

「あの子は道明寺の跡取りです。これ以上あなたと恋を楽しんでいる時間はないの」

「あの子の父親が亡くなれば財閥の中での派閥争いも表立ってくるわ。そうなる前にあの子のために確固たる地盤をつくってやらなければいけないの」

「わかるわよね?あなたも。司には大きな後ろ盾が必要なの」

鉄の女は決して二人を認めていたわけではなかった。
時期がくれば再び二人の仲を裂くつもりでいたのだ。

確固たる地盤と後ろ盾。

まだ若い司が大きな財閥を率いていくためには力が不足しているということか。父親が亡くなればそれまでなんとか保っていた社内のパワーバランスも崩れるということだろう。財閥内の権力争いに勝つために、母親が後ろ盾と見込んだ相手はアメリカ資本の石油メジャーだ。これまでも石油事業に興味を示していた母親は、業務提携先の会社を探していた。
そんな矢先に実にいいタイミングで飛びこんで来たのは石油メジャーのひとり娘と司の結婚話し。
石油メジャーの資本は巨大だ。石油価格が暴落したとしてもオイルマネーはうなるほどある。そんなメジャーと姻戚関係を結べるとは、まさに願ったり叶ったりの好条件だと司の母親は考えた。

今までもビジネス絡みの結婚話しは幾度かあったが上手く行かなかった。

ただ、今回の話しには大きな力が働いた。

ひとり娘は司を気に入り、父親に頼んだ。

彼が欲しいと。

金で買えるものなら何でも手に入れてきた娘は司に対してもまるで物を買うように欲しがった。
金で買えないものはない・・それはまるで司がつくしと出会う前の姿であり、女の姿はまるであの頃の映し鏡のように思えた。人こそ人の鏡。他人は自分の映し鏡というが、目の前に現れた女は過去の自分を映し出しているかのようだった。


司は自分には愛する女性がいて一緒に暮らしている。だから貴女とは結婚は出来ないと断った。まだ若い男は病床に伏す父親が亡くなるまでに、なんとか自分で事業を率いていけるだけの力を身に着けようとしていた。

だがそんなときに発覚したのは道明寺ホールディングスの贈収賄事件。
グループ内のある企業が起こした不祥事。まだ上場する前の会社の株式を複数の政治家や官僚にばら撒くという事態に親会社の道明寺は世間から、いや世界から叩かれることになった。 上場すれば確実に値上がりし、高値で取引をされる株式だ。売却すれば多額の利益が見込まれた。どう考えても賄賂性が高かったのは言う間でもない。

会社としての信用度は日本で最高ランクに格付けされた道明寺ホールディングスが起こした贈収賄事件。
司の父親は経営トップだ。本来なら公衆の面前に立ち企業経営者としての説明責任をになうべきだが、病のためそれも出来なかった。そのことも道明寺ホールディングスの世間に対する印象を悪くした。


政治家に賄賂を贈る・・

昔も今も決して変わらない悪しき習慣だろう。だがどうしてそのことが世間に知られることになったのか・・大きな力が働いたのかもしれなかった。

誰かがマスコミに情報を漏らしたのか?

考えられないこともなかった。


信用失墜は大きい。
早急にグループ内の粛正が求められたが業績が傾いてくるのは目にもわかるほどだった。
株価の下落は止まらず、売りばかりが目立ち、連日のストップ安で道明寺ホールディングスの株式は監理銘柄へ移される寸前まで行った。監理銘柄とは上場廃止基準に該当する恐れがある株式に割り当てられる特別な扱いだ。
監理銘柄に指定されるということは、道明寺ホールディングスが上場廃止になる恐れがあるということを表している。
上場廃止が決定すれば整理銘柄となり、原則1か月を過ぎれば上場廃止となる。

道明寺ほどの大企業が上場廃止となれば、世間への影響は計り知れない。
当然だが上場廃止となれば道明寺の株は価値がなくなる。それならその前にと売り逃げをする投資家が大量の株式を放出した。その結果東京の株式市場は連日全面安が続く展開となっていた。株式市場の低迷は日本経済の低迷を招く。

大きな企業が転ぶと日本経済は転覆してしまう恐れがあった。
売りばかりが先行する東京市場の状況が、東京発の世界的な金融恐慌を招きかねない状況へと変わっていくのは目前だった。
証券マンのメッカ、兜町界隈でまことしやかに囁かれはじめたのは道明寺が倒産するのではないかという噂だ。

大きすぎて潰せないという会社もあるが、道明寺の場合は潰れるかもしれない。
アメリカ政府はリーマンショックのとき、大きすぎて潰せないとして何社か救済に乗り出し助けた会社もあった。だが今回は政治家への贈賄事件だ。日本政府の金は国民の税金だ。その税金を使って贈賄側の会社の救済に乗り出せば、ときの政権は国民からの批判を浴びることは目に見えていた。
どちらにしても上場廃止になれば、資金調達が銀行からの借り入れだけに限られてくる。
ただ、銀行が融資をしてくれればの話しだが。

火のない所に煙は立たぬと言うくらいだ。まさかとは思うが道明寺は潰れるのか?
今の世の中、何が起きてもおかしくはない。

当然ながら経営陣の資質までもが問われる事態となって来ていた。そんな折、司の父親が亡くなった。恐らく病のこともあっただろうが、事業が困窮を究める様に心労が重なったこともあるのだろう。
大企業の経営者が亡くなれば、必ず後継の問題が浮上してくる。
経営の根幹を揺るがす事態にならないうちに財閥をひとつにまとめる必要がある。
だが司が後継者として独り立ちするのにはまだ力不足だった。しかし会社を潰すわけにはいかない。それは経営者の責任で大勢の人を使うなら当然のことだろう。何万という従業員とその家族を守るには自らが犠牲になることを暗に求められていることは十分わかっていた。


大きな後ろ盾が必要だ。


わかっている。


だがどちらかを選ぶなど今の自分に出来るだろうか?


会社のためとはいえ、別れなければならなかったふたり。


たったひとつの言葉だけが交わされた。


すまない・・・と。


二人で過ごした年月が最後はたった5分足らずの会話で終わっていた。
そこから先は断片的な記憶しか存在していなかった。

ただ、司はまっすぐに彼女の目を見ることが出来なかったことだけは覚えていた。





運命の歯車はまたどこかで噛み合うことがあるのだろうか?







あの贈収賄事件から10年経ち、司が東京に帰ってきたときつくしに再会した。ただそのとき、二人の間に交わされた眼差しは無言でゆきちがう以外何もなかった。だが互いの頭に過った思いは同じはずだ。

10年前の二人の別れは苦しみだけを残していた。さよならさえろくに言えずに別れた二人はこの10年を胸の内に哀しみだけを抱えて生きてきたはずだ。
もしその場に二人だけしかいなかったとしたら彼女を抱きしめていたはずだ。
抱きしめて彼女の懐かしい甘い香りを胸いっぱいに吸い込みながら唇を寄せていたはずだ。


忘れられない・・

忘れられるはずがない・・

忘れたことはなかった。

何をしてもひとりの女を忘れることなど出来るはずがない。

吐息とその肌の温もりを今でもこの胸に感じるというのに、忘れ去ることなど出来るはずもなく、小さな両手が司の背中に回されていた感触はいまでも確かに残っていた。


あの別れを思い出すたびに司の心は__あれ以来司の人生は、彼のアメリカ人の妻の存在を、彼のどうにもならなかった結婚を・・・・彼は自分の未来を否定し続けていた。
愛してもいない人間と一緒に暮らすなんてことは、司にとっては地獄だったはずだ。
だから彼は婚姻関係を結んだのち、半年を置いて妻と暮らす邸を出た。
だが空虚な毎日をやり過ごすだけの人生に未来などあるはずもなく、本当なら自分の腕の中にいたはずの女を思うだけの日々。未練は肉体に対してではないにしろ、他の女が欲しいとは思わなかった。

いっそ、時の経過が二人で過ごした全てを忘却の彼方へと持ち去ってしまえばいい。
そうでなければこれ以上の人生は虚しさが募るだけだ。常に冷静で感情に流されない男。世間は司のことをそう言った。


人としての生々しい感情というものは彼の心の中からいつの間にか消え去っていたのだろか。




心淋しかったはじめの短い期間のあとも、司の心は時が過ぎるのを忘れてしまったようにあの頃のままだった。


彼女以外絶対に愛せない。


再会をした二人には止められない思いだけがあったのは確かだ。
二人の逢瀬は司がニューヨークから日本へ帰国してくることで重ねられていく。
春が過ぎ、夏を迎え、秋を感じる。そして過ぎ去る冬。
慎重に立てた計画は東京から離れた人目につかない宿。海辺の別荘。山の上のロッジ。
場所は時をやり過ごすだけの器で二人が共に過ごせるならどこでもよかった。

あの頃と同じ夜を二人で過ごせるなら・・


ふたりの情事はやがて必然的に世間に知られるようになった。

情事・・世間はふたりの仲をそう表現した。

どれほど慎重に行動しても、所詮日本にいては知られてしまうということを二人は思い知らされた。

選択のない状況に追い込まれたわけではなかった。

だが人目を避けるには国外がいいいと決めたのは司だった。








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コメント
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dot 2016.08.13 00:12 | 編集
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dot 2016.08.13 01:31 | 編集
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dot 2016.08.13 03:07 | 編集
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dot 2016.08.13 07:28 | 編集
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dot 2016.08.13 12:40 | 編集
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dot 2016.08.13 21:10 | 編集
as**ana様
すでに全3話公開済ですが「愛人」は難しいですね(笑)
ですが肩の荷が下りたとはこのことです。
イベントもあと僅かとなりましたが、お世話になりました。
最後類君で有終の美を飾って下さいませ。
コメント有難うございました^^


アカシアdot 2016.08.16 23:21 | 編集
み*ん様
はじめまして^^
こちらこそこの度は大変お世話になりました。
妄想坊ちゃん(笑)金持ちの御曹司ですね?
そうですか!気に入って下さっているとは御曹司も嬉しく思っていることでしょう(笑)
こちらのお話は・・そうですね。大人の純粋な愛を書きましたので切ないお話となりました。
拙宅ではこの二人は運命の二人ですので離れることは出来ないようです。
お話は既に終わってしまいましたがご感想を有難うございました。
イベントも終盤です。ラストは類君ですね。類君を幸せにしてあげて下さいね。
その間は御曹司には目を閉じておいて頂きましょう(笑)
コメント有難うございました^^


アカシアdot 2016.08.16 23:37 | 編集
さと**ん様
「愛人」難しいお題でした。
悲恋でしか書けませんでした。
やはりこの二人は運命の二人ですので離れられないようです。
ええ。純愛なんです(笑)
すでにお話も公開済ですが思いっきり切なく書きました。
舞台は日本からイタリアへ移り生涯の愛を貫く二人でございます。
燃えて頂けましたでしょうか?(笑)
コメント有難うございました^^
アカシアdot 2016.08.16 23:48 | 編集
司×**OVE様
「愛人」いかがでしたでしょうか?
>結婚してしまった司の愛人でもあり、司が永遠に愛する人でもある愛人・・
まさにその通りです!
アカシアも二人が愛人関係というのは・・無理です(笑)
ドロドロも考えてたんですよ?でもね、坊ちゃんが可哀想かと思い止めました。
すでに3話公開済ですので、こんな感じで終わりました。
ドキドキして頂けましたでしょうか?愛人ですが幸せを掴めた・・・はずです^^
コメント有難うございました^^
アカシアdot 2016.08.16 23:59 | 編集
Gip**räuter様
はじめまして^^
この度のイベントではお世話になりました。
拙宅の司坊ちゃんは少々大人びておりまして、こんな司になっております。
書き手の好みの問題でしょうか(笑)
今回のお話も切ないお話に仕上げてみました。
そうでしたか。司を読まない方にお読み頂けて光栄です。
どうもありがとうございますm(__)m
拙宅は総ちゃん出番がほどんどなく・・ですのにお読み頂きありがとうございました^^
コメント有難うございました^^
アカシアdot 2016.08.17 00:15 | 編集
こ*子様
この度のイベントの件では大変お世話になりました。
どうもありがとうございました。m(__)m
いい経験をさせて頂きましたが、「愛人」は重いです(笑)
うちの坊ちゃんに愛人を持たせるのは・・無理です。
「愛してる、そばにいて」続きを楽しみにしております。
最後はハッピーエンドとはいえ、彼らと共に歩む日々は長いですね?
エンドクレジットを楽しみにお待ちしています。
コメント有難うございました^^

アカシアdot 2016.08.17 00:36 | 編集
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